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年間王者ボーナス16億円獲得の29歳パトリック・カントレー 青天井の賞金高騰ぷり【武川玲子コラム】

2021年9月7日 17時17分

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パトリック・カントレー(AP)

パトリック・カントレー(AP)

 50試合が開催され、「スーパーシーズン」と呼ばれた2020―21年シーズンの米ツアーが無事終了した。年間王者に29歳のパトリック・カントレー(米国)が輝き、ボーナス1500万ドル(約16億5000万円)を獲得した。想像もつかないビッグマネーだけど「お金のことは全く考えなかった。とにかく試合に勝ちたい、プレッシャーの中でいいプレーをすることだけを考えていた」と表情を変えずに話した。
 カントレーを最後まで追いかけ、1打差で2位のジョン・ラーム(スペイン)のボーナスは500万ドル(約5億5000万円)。「負けてすごく悔しいのに、500万ドルを得た。なんとも妙な気分だ…」。こちらは複雑な表情を浮かべた。
 26位だった松山は42万5000ドル(約4675万円)を手にした。ボーナスは最終戦に出場した選手だけでなく、年間を通じてプレーした選手に配分される。総額6000万ドル(約66億円)という桁外れのボーナスは、150位の小平智にも7万ドル(約770万円)が渡った。
 このボーナスを含めて来季からさらに米ツアーの賞金はジャンプアップする。21―22年シーズンの賞金総額は3500万ドル(約38億5000万円)を上乗せし、年間王者のボーナスも1800万ドル(約19億8000万円)に達する。
 「この数字は今後10年間でどんどん増える」と米ツアーのジェイ・モナハン会長。ちなみにプレーオフが開始された07年の年間王者ボーナスは1000万ドル(約11億円)だった。
 なぜこれほどまでに賞金が増やせるのか。最大の要因は放映権料の高騰だ。テレビだけでなく、有料のネット視聴などとあらゆる手段でツアー観戦のコンテンツを提供し、そのビジネスは大成功を収めている。そのおかげで日本での放映権料もつり上がり厳しい状況になっている。成長し続ける米国のゴルフビジネスに圧倒されるばかりだ。(全米ゴルフ記者協会会員)
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