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マイカ病みつき 福井・茱崎沖

2021年9月7日 05時00分

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マイカをダブルヒットさせた大野さん(左)と筆者

マイカをダブルヒットさせた大野さん(左)と筆者

  • マイカをダブルヒットさせた大野さん(左)と筆者
  • 筆者らのマイカ釣果

 釣っておいしい日本海のマイカが最盛期を迎えている。今年の夏は雨続きによる水潮の影響で釣果にむらがあるという情報もあったが8月20日、半夜便&深夜便の通しで福井・茱崎(ぐみざき)沖の様子を見てきた。久しぶりに夜通し釣って体はクタクタになるも、達成感のある夏の夜の釣りとなった。
 今回はアジを狙わず、マイカに狙いを定めていた。釣り船は福井市の茱崎港から出船する「ディープ オーシャン」。人気の船だが、その秘密は船長の実力と情熱にあるのだろう。午後5時40分に集合し、6時に出港した。ポイントは港から20分ほど走った沖で水深は72メートルだ。
 仕掛けは一番下に鉛スッテ、枝スに小さなエギを付けた、いわゆる「小浜リグ」だ。群れが大きいと、この鉛スッテとエギの両方にイカが釣れてくるので、鉛スッテだけの1本仕掛けよりも有利だ。イカが釣れるタナはその日によって違うようで、ヒットゾーンにいち早く気づくかで釣果が分かれる。
 夕方に雨が上がり、美しい虹がかかった。しばし見とれながらスタートフィッシングとなった。船の照明がついてからが本当の勝負だが、この時間帯は底付近にいる大型のマイカを狙うチャンスなのだ。
 いきなりダブルヒットを決めたのは大野将義さん。イカ釣りのテクニックは、1年かけて学んだという。
 私はこの日のイカの喜ぶアクションを見極めるのに時間を要してしまった。どんなアクションがいいのかにようやく気づくことができたのは、おにぎりを食べようとクーラーボックスから取り出す際、ノーアクションで止めていたスッテをイカが抱いた最初のヒットの時だった。
 この日は無駄にアクションを付けて誘わなくても、イカの泳ぐ層に仕掛けをステイしておくだけでイカのアタリ、いわゆるイカパンチをもらうことができた。パンチさえもらえば、あとは集中して待つだけ。フワッと軽くなったり、クイクイッと穂先が入ったり、イカがスッテを抱いた時に出る引きを感じることができる。
 船の照明が点灯され、水面近くにプランクトンが集まってくるころ、船長から「40メートルラインを攻めて!」とのアナウンスが入った。すると、次々と同船者がイカを掛け始めた。
 鉛スッテは赤と緑のものが高い実績を誇る。上に付けるのは、ケイムラと呼ばれる素材が使用されているエギが人気のようだ。
 この日はノリノリでイカが釣れてくることはなく、同船者たちも考えながら釣る状況だった。それを見ていた船長は「今日の活性はイマイチだけど、お客さんたちもいろいろ考えて釣ってくれるから面白いよ」と喜んでいた。
 そんな中でもヒットパターンに気づいた大野さんと私は、しっかりとイカの層を探りながら、スッテを止めて待ち、退屈しない程度にイカを乗せていった。ほかのお客さんからヒットした棚も教えてもらい、合わせてスッテを置けばしっかりとイカはスッテを抱いてくれた。
 地味に釣れ続けてはいたものの、この半夜便での釣果は伸びず、大野さんは24杯釣って竿頭。私はスタートの遅れが最後まで響いて21杯にとどまった。
 午後11時半出船の深夜便にも引き続き乗った。違うポイントでも、この日のパターンは変わらなかった。棚を探っては止めて待つ。この繰り返しでイカを乗せ続けたが、良く釣れる日と比較すると、シビアな展開ではあった。

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