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【本城雅人コラム】ジャパンの米国遠征、理由が分かった 武豊&クールモアのコンビ、東京で見られるかも

2021年9月6日 06時00分

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◇コラム「ぱかぱか日和」
 キーファーズの松島オーナーとクールモアが共同所有するジャパンが8月25日、米国サラトガ競馬場のソードダンサーSに出走した。私はどうして凱旋門賞を目標にするジャパンのステップレースに、エイダン・オブライエン調教師が、わざわざアイルランドから米国遠征を選んだのかが理解できなかった。ちなみに同レースには当初、同じく松島オーナーが共同所有するブルームも出走する予定だった。9月12日にはロンシャン競馬場で凱旋門賞と同距離のフォワ賞という前哨戦がある(ブルームは回避して、フォワ賞に出走予定)。これでは嫌がらせではないかと。
 だが、よく調べてみて理由が分かった。ソードダンサーSは、英仏ダービーや凱旋門賞、ブリーダーズCターフ、メルボルンCなど24あるジャパンCの褒賞金対象レースに選ばれていて、勝ってジャパンCに出走すれば、優勝でプラス200万ドル(約2億2000万円)、2着でプラス120万ドル、3着で75万ドル、4着で20万ドルのボーナスが出るのだ。松島オーナーが半分の権利を購入した目的は凱旋門賞に武豊騎手と出走することだが、もう一つの希望としてジャパンCで日本のファンの前で走らせたいという思いもある。そうしたオーナーの意図もくんでの出走と思われる。
 素晴らしい脚を見せたもののジャパンはグーフォに僅差の2着に敗れ、褒賞金の対象にはならなかった。しかしブルームが今年制したサンクルー大賞典もジャパンCの褒賞金対象レースに入っていて、ブルームはボーナスを得る権利があるのだ。あくまでも凱旋門賞や、その後の状態次第ではあるし、武豊騎手の国内の騎乗馬との兼ね合いもあるが、多くのファンがテレビ観戦する凱旋門賞での武豊&クールモアのコンビが、11月に日本の東京競馬場で見られる可能性はある。(作家)

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