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これぞ後藤希友 ピンチに真価10奪三振完封「しっかりしろ自分」五輪の修羅場で成長【ソフトボール】

2021年9月4日 18時58分

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豊田自動織機戦で10奪三振完封したトヨタ自動車の後藤

豊田自動織機戦で10奪三振完封したトヨタ自動車の後藤

 東京五輪を挟み中断していた日本女子ソフトボールリーグの後半戦が4日、神奈川県大和市の大和スタジアムで開幕した。五輪で日本代表を金メダルに導いたトヨタ自動車・後藤希友投手(20)は豊田自動織機戦に先発。10奪三振完封の快投で、6―0で勝ち、次代の日の丸エースとしての再スタートを飾った。
 波乱の立ち上がりが後藤に火を付けた。いきなり連打を食らって無死一、二塁のピンチ。マウンドの後藤は五輪を思い起こしていた。「五輪では一、二塁とかで登板することが多かった。ここが見せ所だと。『しっかりしろ自分』と気持ちを切り替えた」
 後藤が名を上げた五輪の予選リーグ・メキシコ戦。同点の7回無死一、二塁の窮地で先発の上野由岐子を救援し、3者連続三振の神懸かり的な投球で切り抜け、白星につなげた。
 ピンチでこそ燃えるのが本領。同じ場面でギアを上げると、メキシコ戦を再現するように後続を3者連続三振。2回以降は110キロ超の速球を軸に相手打線を圧倒した。
 「五輪を経験して、あれ以上の緊張はないと思っていた。緊迫した場面でも冷静に投げられた。一歩成長したかなと思う」。極限の緊張を乗り越えた経験が、20歳をたくましく変えていた。
 金メダルの立役者となり、自分を取り巻く世界は一変した。「街中でも『応援していたよ』とすごく声を掛けていただく」と後藤は言う。名古屋市の河村たかし市長にメダルをかじられた一件は、大反響を巻き起こした。
 再開したリーグ戦では、上野と並ぶ注目を浴びる。「ソフトボールを盛り上げていけるように、私たち選手はプレーで全力を尽くすだけ」と後藤。ソフトボールは2024年パリ五輪では除外される。未来を担う主役の一人として、マウンドで役割を全うしていく。

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