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DMM どっと 働く自信 障害者研修 実践型で県内初

2021年9月4日 05時00分 (9月4日 10時16分更新)
オンラインでDMM社員からのフィードバックを受ける参加者(左)と村田舞音さん=金沢市本町のビジネススクール カラフル・金沢で

オンラインでDMM社員からのフィードバックを受ける参加者(左)と村田舞音さん=金沢市本町のビジネススクール カラフル・金沢で

作業精度アップ 参加者手応え

 障害者の就労を支援しようと、IT関連会社「DMM.com」(東京都)が、福祉事業所の利用者に向け、実践型の研修を進めている。企画するのは、障害者雇用に注力する金沢事業所(金沢市)のビジネスクリエーション部。先月からは県内で初めて実施し、スキル向上とともに、就労の具体的なイメージを持ってもらう。 (高橋雪花)
 「すごく伸びたなあ」。研修最終日となった三日。就労移行支援などに取り組む事業所「ビジネススクール カラフル・金沢」(同市)で、参加者が梶進一部長からオンラインで講評を受け、ウェブ入力作業の正確性を褒められていた。参加者が「終了前には一度作業をやめて確認するようにした」と伝えると「それが生きてるようですね。ウェブ入力以外の作業にも絶対使える」と背中を押された。
 DMMは昨年から、仙台市の事業所を皮切りに研修を始め、今回で三回目。「ビジネススクール カラフル・金沢」などを運営する、金沢市の一般社団法人「障害者人材育成機構」から依頼を受け、八月十日に始めた。
 参加したのは、精神障害や発達障害がある利用者五人。平日の午前中、事業所内で、同社が扱う商品名のふりがなをパソコンソフト「エクセル」に入力する作業に取り組んだ。社員が週に一回、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」で面談し、仕事ぶりを講評した。
 同事業所ではワードやエクセルの授業を開いているが、実践形式の研修は初めて。職業指導員の村田舞音さん(32)は「自閉症で自分のやり方にこだわる参加者が、フィードバックで意見を取り入れて作業速度を上げるなど、とても成長した」と目を見張る。
 参加した自閉症の二十代男性は「仕事ってどんな感じだろうと思っていたが、研修したウェブ入力は向いている気がする」。うつ病の男性(27)も「自分でも働けるぞ、と自信につながった」と手応えを語る。
 DMMは、まずは県内を中心に取り組みを広げていきたい考えだ。梶部長は三日の閉会式で、参加者に「皆さんの成長が表れて心から良かったと思う。自信を持って就職先に臨んでほしい」と呼びかけた。

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