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<ほの国賛歌> 設楽の電器店主松尾さん

2021年9月3日 05時00分 (9月3日 12時46分更新)
今も民放各局の受信証を保管する松尾さん=設楽町田口で

今も民放各局の受信証を保管する松尾さん=設楽町田口で

 名古屋市の中部日本放送(CBC)が国内初の民間放送局として、今月、ラジオ放送を開始してから丸七十年を迎える中、設楽町田口で電器店を営む松尾義吉さん(88)が、CBCをはじめ、開局間もないころに放送局が発行した受信証を今も大切に保管している。当時は自作のラジオで音楽番組などを楽しんでいたといい、「戦後まもない時期。ラジオを聞き、自由を実感した」と懐かしんでいる。 (山谷柾裕)
 松尾さんは十三歳の時に、戦地から田口に戻ってきた元通信兵から、ラジオの製造方法を習った。旧日本軍や進駐軍の備品が横流しされていた豊橋市の闇市で真空管などを入手。工具を使って自ら組み立て、自分用のほか、友人にも作って渡していたという。
 「中学の先生から『掃除当番はいいから、代わりにラジオ直せ』と頼まれたこともあった。貧しい時代だったが、...

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