本文へ移動

森保ジャパン「10分の1」としても重い敗戦、けが人続出…オマーンの好調さを差し引いても“完敗”【サッカーW杯最終予選】

2021年9月2日 23時03分

このエントリーをはてなブックマークに追加
オマーンに敗れ、悔しい表情を見せる吉田(左から2人目)ら日本イレブン

オマーンに敗れ、悔しい表情を見せる吉田(左から2人目)ら日本イレブン

◇2日 2022年W杯カタール大会アジア最終予選 日本0―1オマーン(パナソニックスタジアム吹田)
 雨でずぶぬれになった森保一監督(53)は努めて平静を装った。うなだれる選手に声を掛けて回り、「次だぞ、次」と言った。だが、内実は違う。雨中の最終予選初陣で5年前の二の舞いだ。個の勝負、連係、フィジカル、戦術で上回られ、波乱ではなく、負けるべくして負けた。そこが痛い。痛すぎる黒星だった。
 「非常に難しい試合。サイドに起点はできたが、フィニッシュにつながる攻撃ができなかった。悔しい敗戦になった」
 後半43分、痛恨の被弾。こぼれ球を拾われ、自陣左サイドで相手2人に対して4人で囲い込みながら、ワンツーであっけなく突破を許した。ゴール前にクロスを送られると、植田がマークしていたブライキを離してしまい、吉田の鼻先でボレー弾を沈められた。酒井は両手で顔を覆い、吉田は天を仰いだ。
 南野が故障し、冨安、守田はベンチにいない。右脚付け根痛の板倉はドイツへ帰った。1日のJリーグにフル出場したG大阪の昌子を緊急招集したが、付け焼き刃にほかならない。「いい緊張感と最終予選の厳しい戦いを勝っていく覚悟、心構えはできていた」と森保監督。ただ、攻撃は行き当たりばったりで、最後までプレッシングがはまらない。シュートも決定機の数も及ばない。セルビアで1カ月の事前キャンプを張り、準備万端だったオマーンの好調さを差し引いても、“完敗”だった。
 緊張も、重圧も関係ない。ため息も尽きた試合。森保監督は「与えられた練習の回数で選手たちが同じ絵を持てるようにすること。この敗戦を取り返さないといけない」と言った。「10分の1」としては、あまりにも重い。森保ジャパンが、いきなり崖っぷちに立たされた。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ