動画で楽しんで学ぼう 金沢西高生が制作
2021年9月2日 05時00分 (9月2日 10時56分更新)
ドラマとアニメ、学園祭で上映
国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に親しんでもらおうと、金沢西高校(金沢市)の3年生有志が1日、制作した動画を学園祭「西高祭」で上映した。全校生徒と3年生の保護者約1000人が、コミカルな内容を楽しみながら学びを深めた。(高橋雪花)
西高祭は八月三十一日、九月一日の二日間で、一日は同市稚日野町のいしかわ総合スポーツセンターで開かれた。市の事業の一環として、三年生は「総合的な探究の時間」で三年間、SDGsについて学んできた。動画は有志の九人を中心に手掛けた。
動画はドラマ仕立てとアニメの二本立てで、計十四分ほど。ドラマは「未来の高校生あるある」がテーマで、演技する生徒はエコバッグを活用したりとSDGsへの関心が高い様子を表現。英語で「持続可能な」を意味する「サステナブル」をもじり、「サステナぶってるな」などと想像上の流行語を交わしていた。
有志サブリーダーの中口凜菜(りんな)さん(18)は「堅苦しいSDGsが、どうしたら柔らかく伝わるか考えるのに苦労した」。リーダーの砂川佳乃子さん(17)は「下級生にも、SDGsは意外と親しみやすいと感じてもらえたら」と話した。
動画は今後、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」で公開する予定。
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