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外国人に介護橋渡しで功績 名古屋拠点の団体に日本地域福祉学会「優秀実践賞」 

2021年9月1日 05時00分 (9月1日 05時00分更新)
賞状入りの盾を手に「父の介護で困ったことがきっかけで活動を始めた。父に背中を押された気がする」と話す木下さん=名古屋市中川区のASAHI文化学院で

賞状入りの盾を手に「父の介護で困ったことがきっかけで活動を始めた。父に背中を押された気がする」と話す木下さん=名古屋市中川区のASAHI文化学院で

 名古屋市を拠点に、外国人への介護保険制度の啓発などに取り組む団体「外国人高齢者と介護の橋渡しプロジェクト」が、日本地域福祉学会(東京)の地域福祉優秀実践賞を受けた。言葉の壁がある外国人高齢者や家族らが円滑に介護サービスが受けられるよう、介護通訳の養成や五カ国語でのリーフレットづくりなどに取り組んだ点が評価された。 (出口有紀)

通訳養成や5カ国語リーフレット

 団体は二〇一四年に設立され、翌一五年から専門知識を持った中国語の介護通訳を育成し、派遣する事業に取り組んでいる。きっかけは、日本語学校「ASAHI文化学院」(名古屋市中川区)事務長の木下貴雄さん(56)の体験。中国からの帰国者で認知症が進み日本語を忘れた父の介護をする中で、日本語の理解が不十分なために制度を利用できない外国人高齢者の存在を意識したことだった。団体は現在、医療通訳者や介護職ら五人ほどが中心となり活動している。
 団体はまた、日本で暮らす日系ブラジル人に向けた介護保険制度の説明会を企画。県の委託を受け、ポルトガル語や中国語など五カ国語で介護保険制度を説明するリーフレットを作成するなどして、利用促進に努めている。こうした活...

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