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久保建英“激戦区”トップ下で定位置獲る!「そんなに差があるとは思っていない」【サッカー代表】

2021年8月31日 18時59分

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久保建英

久保建英

 サッカー日本代表は大阪合宿2日目の31日、2022年W杯カタール大会アジア最終予選B組初戦のオマーン戦(9月2日・パナスタ)に向け、DF吉田麻也(33)=サンプドリア=ら22人が冒頭以降は非公開で調整した。東京五輪で3得点を挙げたMF久保建英(20)=マジョルカ=は、A代表ではほぼ経験のない「トップ下」で勝負したい考え。MF鎌田大地(25)=フランクフルト、MF南野拓実(26)=リバプール=らを念頭に「そんなに差があるとは思っていない」とレギュラー確保への強い意欲を示した。
     ◇
 東京五輪の激闘からわずか3週間あまり。歓喜、悔恨、涙―。久保建の胸に思い出や懐かしさはあっても、「A代表は全く別物」と“感傷”は排除。表情は穏やかながら、両眼は新たな競争に向かう野心に燃えていた。
 「実績からしたら、五輪に出た選手は挑戦する立場。かといって、そんなに差があるとは思っていない。試合でそれを証明するだけだと思う」
 東京五輪では全6試合にトップ下で先発した。右サイドの堂安と立ち位置を変えながら巧妙な連係と決定力を見せ、3得点、1アシストと中心軸の活躍だった。五輪後には欧州1年目にプレーした古巣マジョルカに新天地を求め、ここまで全3試合に出場。進化したプレーで評価を高め、早々と居場所を確保した。
 久保建は「(A代表での競争の)スタートラインには立てるかな」と五輪で手にした自信を携え、新たな局面に突入。出場した国際Aマッチ11試合は主に両サイドで起用されてきたが、「代表でもトップ下を狙っていきたい」と言い切った。
 激戦区のアタッカー戦線、しかも南野、鎌田らが居座る主戦場の奪取に向けた「青年の主張」。その裏側には、枯れるほど流した悔し涙がある。
 東京五輪3位決定戦・メキシコ戦後、久保建は「(A代表で)ポジションをさっさとつかんで試合に出て、W杯の始まるころには代表で圧倒的な存在になっていないと遅い」と危機感をあらわにした。飛び級で活躍した五輪で満足するどこか、成長速度をさらに加速させるタスクを自らに課した。向上心は尽きるどころか、燃え盛っている。
 もっとも、最終予選で勝ってこそ、道はつながる。オマーン戦に向け、久保建は「(シュートを)数(多く)打っていかないといけない。自分たちが先手を打っていくことが大事」とイメージを膨らませ、「五輪に出た選手が良いものをプラスしていければいい。今の実力を飾ることなく出していけたらいい」と静かに言った。
 過酷なW杯への道のりで、主戦場に君臨する青写真。自身初の最終予選で、20歳の若武者が夢舞台への切符とトップ下という二兎(にと)を追う。

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