中日OB川上憲伸さん、サヨナラ被弾も「僕一人だけ誇らしく、堂々と帰った」衝撃の秘話を披露
2021年8月31日 19時09分
中日ドラゴンズのエースとして活躍した本紙評論家の川上憲伸さん(46)が31日、東京・神田神保町の「日本出版クラブ」で、MCを務めるCS放送のプロ野球トークバラエティー新番組「俺プロ!~俺たちのプロ野球~」(10月28日スタート、隔週木曜深夜0時)の取材会にコンビを組むタレントの上田まりえ(34)と登壇。サヨナラ負けした2004年5月8日の阪神戦の秘話などを披露して笑わせた。
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「今はユーチューブでもきわどい話を聞けるようになったと思うけど、今回はきわどいというより楽しい、『そういう人柄だったんだな』とゲストの人間性が出るように」と川上さんは意気込みを語った。番組は毎回、元プロ野球選手をゲストに迎え、名場面や伝説の逸話、裏話などを聞く。第1&2回のゲストは元東京ヤクルトスワローズの宮本慎也さん(50)、第3&4回は本紙評論家で「ミスタードラゴンズ」の立浪和義さん(52)を予定している。
自身がゲストになったと仮定し、ターニングポイントとなった試合を聞かれた川上さんは、2004年5月8日の甲子園での阪神戦を挙げた。「引退して、しばらくたったので時効でしょう」と話し始めた。実は試合3日前の休養日にゴルフに行こうとしたところ、アクシデントでバッグを担いだまま階段で転倒、足首をねんざしていたことを告白。さすがにゴルフは断念したそうだが「バレそうだから病院にも行けなかった。ボール1個分ぐらい足首が腫(は)れて、足も着けなかった」と振り返った。
当時の落合博満監督にはもちろん、「監督よりも怖い」森繁和投手コーチにも言えず、「前日の練習は若手と口裏を合わせてごまかして、テーピングもグルグル巻き。ブルペンも軽くしか投げなかった。阪神どころじゃなくて、自分との戦い」と苦笑い。
ハーラートップタイのかかった試合は0対0で9回を迎えた。ボールにするはずのフォークボールが真ん中に入り、阪神・金本知憲にサヨナラ弾を浴びた。しかし「これだけやりきったことはない。僕一人だけ誇らしく、堂々とマウンドから帰った」という。「結果として、踏み込みを優しくすればコントロールと腕が振れると判明して、そこから投球がよくなった」と笑顔で明かすと、上田は目を丸くしながら「まさにけがの功名ですね」と驚いていた。
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