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思い出の建材、ウクレレに 豊橋で9月4日、演奏と踊りで“お見送り”

2021年8月31日 16時00分 (8月31日 16時00分更新)
桃林堂の部材を使って伊達が制作したウクレレ

桃林堂の部材を使って伊達が制作したウクレレ

  • 桃林堂の部材を使って伊達が制作したウクレレ
  • 「失われるものとどう向き合うか」。桃林堂をモチーフにしたイベントを通じて投げかける伊達伸明(右)と砂連尾理=愛知県江南市の桃林堂前で
 取り壊される建物の部材を使い、その面影を残すウクレレを制作している美術家伊達伸明と、ダンサーの砂連尾理(じゃれおおさむ)がコラボする「建築物のウクレレ化×とよとよダンス」が九月四日夜、愛知県豊橋市の水上ビルで行われる。廃業した県内の和菓子店の部材から制作したウクレレの演奏とダンスで慣れ親しんだ建物の“お見送り”を問い掛ける。 (小原健太)
 伊達は全国的に空き家・空き店舗の問題が深刻化する中で、その場所での人々の営みを形にとどめ、将来の語らいにつなげようと二〇〇〇年から「建築物ウクレレ化保存計画」に取り組んでいる。住人らの依頼で建物を訪れてヒアリングし、柱や梁(はり)など象徴的な部材を採集し、寄せ集めてウクレレに仕立てる。
 “形見”をウクレレにしたのは、ちょっとした演奏会で人が集まる機会をつくれる親しみやすい楽器であり、「家の一部が“震える”ということ。家が生き続けていると感じられませんか」とほほ笑む。
 今回の催しは一昨年、七十三年の歴史に幕を下ろした愛知県江南市の和菓子店「桃林堂」の依頼がきっかけ。店主の森富明さんの身内がアートマネジメントを手がけている関係で、障がいのある人や高齢者...

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