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【Dr'sサロン】画期的な新薬できたが 

2021年8月31日 05時00分 (8月31日 11時17分更新)
 コロナ禍で要介護認定者が増えたと報告があり、認知症患者の増加も予測されます。そうした中、認知症で最も多いアルツハイマー病の新しい治療薬「アデュカヌマブ」が六月に米国で承認されました。
 脳内にたまり、病気の要因となるタンパク質「アミロイドベータ」を除去する効果があり、発病前、もしくは発病初期に投与した人の約二割で認知機能が改善したといい、発症を遅らせることもできるという画期的な薬です。日本でも承認申請が出されており、専門医として期待していますが、未知数の部分も大きいようです。
 その一つが発症前後に病気を見つける難しさです。現状は脳ドックでアミロイドPET検査などを行い、アミロイドベータの蓄積を可視化しますが、保険が適用されないため高額で一般化していません。検査できる施設も限られます。つまり、効果が望める治療薬は入手までもう少しですが、活用するにはハードルが高いのです。
 どこでも、そして保険で検査できるようになれば違いますが、今は日頃の予防が重要です。高血圧症や糖尿病はしっかり治療。コロナ禍でも有酸素運動、脳代謝にいい食品の摂取、社会的交流を心掛けましょう。難聴もリスクを高めるので、補聴...

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