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酸素飽和度 常に確認   コロナ自宅療養

2021年8月31日 05時00分 (8月31日 11時23分更新)
 感染の急拡大が止まらない新型コロナウイルス。自宅療養者が全国で十一万人を超える中、酸素を十分に取り込めていないのに、息苦しさを感じず手遅れになるケースが警戒されている。専門家は、血液中の酸素飽和度や脈拍数を測る医療機器「パルスオキシメーター」で繰り返し数値を確認することに加え、呼吸回数も意識するよう呼び掛ける。 (細川暁子、植木創太)

呼吸回数も意識して 



指を挟んで酸素飽和度や脈拍を計測する「パルスオキシメーター」


 「自分で歩いて発熱外来に来た五十代の患者が診察中、突然意識を失った」。福井大感染症学講座教授の酒巻一平さん(55)は、昨年春、第一波で受けた衝撃を振り返る。「つらさはない」と言っていたが、コンピューター断層撮影(CT)をすると、肺は真っ白。深刻な酸素不足だった。
 患者が息切れなどを感じない「ハッピー・ハイポキシア(幸せな低酸素症)」は、新型コロナに特有の症状。気づいた時には手遅れになるリスクがあり、厚生労働省による診療の手引でも警戒を呼び掛けている。
 中指や人さし指を差し込んで使うパルスオキシメーターは「酸素飽和度」を測る機器。全身に酸素を運ぶ血液中のヘモグロビンの何%が酸素と結びついているかを示す。93%以下なら、酸素吸入が必要な...

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