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【石川】異物混入で中止 モデルナ製 県内2団体800回分使用 

2021年8月31日 05時00分 (8月31日 10時15分更新)

 米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの異物混入問題で、使用見合わせが要請されている三つのロットのワクチンが、職域接種を進める石川県内の二団体に納入され、計八百回分が使用された。うち一団体は同県小松市の航空自衛隊小松基地とみられる。県によると、接種を受けた人の体調不良といった報告はない。
 使用を見合わせているのはスペインにある工場で作られたワクチンの同じロットの製品で、製造ラインで混入が起きたと考えられる。ワクチンのロット番号は「3004667」(約五十七万回分)と「3004734」(約五十二万回分)、「3004956」(約五十四万回分)の三つ。
 職域接種は企業や団体が国に申請して実施する。県が国に照会したところ、二団体に計九百回分が納入され、うち八百回分が使用されたことが分かった。県は団体名や、どのロットが使われたかは明らかにしていない。
 金沢市の県産業展示館に設置された県の大規模接種センターでは該当するワクチンは使われていない。接種を担う医療従事者はワクチンに異物混入などの異変がないかどうかを目視で確認している。

 小松基地「異物はなかった」

 航空自衛隊小松基地(石川県小松市)の渉外室によると、同基地の職域接種で、厚生労働省が使用見合わせを要請したロットのワクチンは既に使われていたが「使用前に医療従事者がワクチンの瓶を確かめた際には異物はなかった」としている。厚労省の要請を受け、当該ワクチンの使用はやめた。接種に使ったワクチンの個数は公表しない。
 体調不良の隊員は確認されていないが、隊員の健康観察など基本的なフォローは続ける。
 職域接種の遅れなどの影響はなく、今後も予定通り接種を継続する。

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