”超密”音楽フェス「波物語」主催者が公式サイトで謝罪「認識の甘さ、常に密な状態に…全て弊社に責任があります」
2021年8月30日 22時48分
愛知県常滑市で29日に開かれ、マスクをしない観客が密集していたと批判が殺到する音楽フェス「NAMIMONOGATARI(波物語)2021」の主催者が30日、公式サイトを通じ謝罪した。
冒頭で地域住民や音楽業界など各関係者に対し「多大なご迷惑、ご心配をおかけしてしまった事を深くお詫び申し上げます」と謝罪し、経緯を説明した。
設営を始める今月18日時点では「過度な飲酒でなければお酒の提供も可能」と県から説明を受けていたという。ただし、会場の常滑市が蔓(まん)延防止重点地域に指定されたため、観客数は5000人に縮小し、20日までにチケット販売を終了した。県からは既に販売されたチケットについては入場が認められたという。
ただし、酒類の販売は自粛要請を受けたにもかかわらず「一部キャンセルできない物を販売しますと愛知県担当者に報告をし、過度の飲酒にならない様、お一人様二杯までとし、アルコールはアルコールチケットで販売をし杯数の管理をしていました」と説明。
さらに音楽フェス前日の27日に緊急事態宣言が発令されたが「イベント当日を翌日に迎え、全ての準備が終わっていたタイミングでした。そのタイミングでイベントを中止や延期にする事が物理的にできませんでした」と弁明した。
今回の騒動については「蔓延防止重点処置地域になった時点でチケットの販売を止めるという事がその時点でできる大きな対策の一つでした。しかし、イベント当日は8000人を超える観客が来場し、ソーシャルディスタンスは守られず、常に密な状態になってしまいました」と振り返った。
主催者としてはアーティストが入れ替わるたびに注意喚起し、会場のメイン大型画面でも注意を呼び掛けたという。感染予防策を取りつつも結果的に大きな批判を浴びたことには「認識の甘さ」とし、「今回の出演者はイベント制作には一切関係ありません。全て制作会社の弊社に責任があります」と理解を求めた。
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