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新種バッタ 県内初発見 昆虫館・渡部学芸員と4歳長男

2021年8月31日 05時00分 (8月31日 05時02分更新)
渡部晃平学芸員が見つけたマミジロノミバッタ(県ふれあい昆虫館提供)

渡部晃平学芸員が見つけたマミジロノミバッタ(県ふれあい昆虫館提供)

  • 渡部晃平学芸員が見つけたマミジロノミバッタ(県ふれあい昆虫館提供)
  • マミジロノミバッタの標本を持つ渡部学芸員=白山市八幡町で

川北の手取川で捕獲、専門誌に掲載

 県ふれあい昆虫館(白山市八幡町)の学芸員、渡部晃平さん(35)と長男の晴登ちゃん(4)親子が、国内で昨年発見されたばかりの新種の昆虫「マミジロノミバッタ」を、県内で初めて見つけた。(吉田拓海)
 マミジロノミバッタは、体長約五ミリの小型のバッタの一種で、砂まじりの河川敷に生息する。複眼の上部に人間の眉毛のような白い模様があるのが「マミ(眉)ジロ」の由来。体長と同じ長さの脚を持ち、極小の体ながら、動物の血を吸う寄生虫「ノミ」のように長い距離を跳躍できる。
 兵庫県西宮市で発見された個体が二〇二〇年十二月に新種と分かり、正式に命名された。これまでに東京都、京都府、岐阜県など十二都府県で見つかっている。石川県は北限にあたる。
 渡部さん親子は今年四月二十一日、川北町の手取川河川敷を訪れ、二人で協力してすばしっこく跳ね回るマミジロノミバッタを捕獲。論文が専門誌「月刊むし」九月号に掲載された。
 これまで見つかっていなかった理由として、渡部さんは「こんなところで新種が見つかるわけがないという先入観があったのでは」と指摘。「白山市や能美市にもいると思う。感染対策や安全に注意しながら、市町での初記録を目指して探してみて」と挑戦を勧める。 

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