【中日】後半戦打率0割台の高橋周平が18打席ぶりに快音!与田監督は辛口エールも完全復調に期待を込める
2021年8月30日 06時00分
◇29日 中日1ー5巨人(バンテリンドームナゴヤ)
中日は29日、バンテリンドームナゴヤでの巨人戦に1―5と完敗。3連戦を1勝1敗1分けと、後半戦開幕カードで3連敗した相手に雪辱できなかった。打線はわずか5安打、先発・小笠原慎之介投手(23)も5イニング3失点降板と投打ともに振るわぬ中、一筋の光明となったのが高橋周平内野手(27)の一矢。復調への足掛かりとなるかどうか。竜打線覚醒、チームの大逆転でのAクラス入りのためにも、後半戦27打数2安打のキャプテンの完全復活が待たれる。
中日は29日、バンテリンドームナゴヤでの巨人戦に1―5と完敗。3連戦を1勝1敗1分けと、後半戦開幕カードで3連敗した相手に雪辱できなかった。打線はわずか5安打、先発・小笠原慎之介投手(23)も5イニング3失点降板と投打ともに振るわぬ中、一筋の光明となったのが高橋周平内野手(27)の一矢。復調への足掛かりとなるかどうか。竜打線覚醒、チームの大逆転でのAクラス入りのためにも、後半戦27打数2安打のキャプテンの完全復活が待たれる。
高橋周の代わりなんていない。チームの中心であり、打線の中軸を担う。後半戦打率0割台と絶不調だった背番号3が、長かったトンネルを抜けた。
「打ったボールはたぶんスライダーです。後ろにつなごうと打席に入りました。なんとか抜けてくれて、よかったです」
5点を追う7回2死一塁、右腕・畠の5球目。軸足に体重を残し、甘く入った135キロ変化球を前で捉えた。打球は左中間を破る二塁打となり、一走・堂上が一気に生還。自身18打席ぶりの安打が、チームにとって22イニングぶりの適時打となった。
主将としての軸がある。グラウンドには早くから姿を見せ、黙々と一人で走り続ける。結果を残し、背中でチームを引っ張ってきた。不振脱却に向け、もがき続ける日々だった。
26日には3年ぶりに2軍戦に出場した。試合中も波留2軍打撃コーチにフォームを確認してもらった。何度もうなずき、下半身主導の打撃フォームを確認した。3打席を終えたところで、仁村2軍監督へ「もう1打席ください」と直訴して、予定を超える第4打席にも立った。
「まだまだこの1本で、喜びを表現できるような状況ではないですから」と与田監督の口から厳しい言葉が出た。背負う役割は打線の、チームの核。「打点も付いたので状態を上げていってほしい」と完全復調に期待を込めた。
チームは今季3度目の対戦となった左腕・高橋から得点を奪えず苦しい展開となったが、主将復活への光が見えたことが何よりの救いだ。4回、8回と大島が安打を放つも、ビシエド、福留が凡退。背番号3が本調子なら、結果も変わっていたかもしれない。
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