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高校通算37発ドラフト候補 智弁学園の前川は巨人・岡本和が目標 プロ志望届提出を明言【甲子園】

2021年8月29日 19時23分

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智弁学園・前川

智弁学園・前川

◇29日 全国高校野球選手権決勝 智弁学園2―9智弁和歌山(甲子園)
 智弁和歌山が“智弁対決”を制し、2000年以来21年ぶり3度目の優勝を決めた。敗れた智弁学園(奈良)は夏初優勝はならなかった。
 最後の瞬間は次打者席で迎えた。9回2死、代打・足立が三振に倒れ、今秋ドラフト候補の智弁学園・前川右京外野手(3年)の夏が終わった。
 「高校野球も日本一の夢もなくなった。でも、3年間やってきたことに間違いはない。やり切ったと思って、整列に向かった」。1年から4番を打ったスラッガーの表情は、晴れやかだった。
 2回戦の横浜戦以来の1番でのスタメン。4点を先制された直後の第1打席で「流れをひっくり返すつもりだった」と中前打で出塁した。5回に右前打、7回にも右翼線二塁打を放った。勝利にはつながらなかったが、3安打と結果を出した。
 今春センバツは準々決勝・明豊戦で4打数無安打で敗戦。悔し涙を流した。大会後、津田学園(三重)時代に甲子園に出場した2歳上の兄・夏輝さんから「試合の苦しみなんて、大したことない。試合に出られない、メンバーに入れない子のことを考えろ」と諭され、目が覚めた。
 4打数無安打だった準決勝・京都国際戦後も「今までの自分を変えないと」と必死に前を向いた。今大会は2本塁打を含む、22打数10安打7打点。最後の夏に輝いた。
 注目の進路について、高校通算37発の左打者は「高卒プロを目標にしてきた。それは変わらない」とプロ志望届の提出を明言。「岡本選手のように柔らかい打撃ができるようになりたい」と巨人の4番である先輩の名前を挙げた。甲子園でつかんだ自信と悔しさを胸に、次はプロの世界で羽ばたく。
 前川は甲子園決勝での「智弁対決」について、「修学旅行で仲良くなって、最後は野球で真剣勝負。やりにくさはなかった」と振り返った。試合後の写真撮影の際に、相手エースの中西聖輝投手(3年)に「ありがとう」と声を掛け、中西からも同じ返事をもらった。「最高の相手と最高の試合ができた」と笑顔で話した。

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