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車いすバスケ・島田市出身の藤本 「メダルを」家族そろい応援

2021年8月29日 05時00分 (8月30日 11時10分更新)
そろって自宅で声援を送る藤本怜央選手の家族=島田市鵜網で

そろって自宅で声援を送る藤本怜央選手の家族=島田市鵜網で

 車いすバスケでアテネ大会から五大会連続でパラリンピックに出場し、チーム最年長の大黒柱となっている島田市出身の藤本怜央(れお)選手(37)。同市鵜網の地元では父泰年さん(63)、母千代乃さん(63)が自宅から声援を送っている。
 藤本選手は二十七日夜の韓国戦では、前回のコロンビア戦に続いてスタメン出場。試合開始直後から連続得点を決めると、泰年さんは「闘魂」と書かれた日の丸を手に「ボールが集まってくるシューターになれと子どもの時から言ってきた。まさにそうなってる」と喜びをあらわにした。
 試合は59−52で開幕から二連勝を飾り、両チーム最多となる21得点をマークした。
 藤本選手は、小学三年生の時の交通事故で右の膝下を切断した。泰年さんはアテネ大会から、世界選手権も含めて現地で観戦している。前回のリオ大会は政情不安のため日本にいたが、市が主催するパブリックビューイングで応援。姉や妹は現地には行かず、自宅で見守っていた。家族がそろって藤本選手の試合をテレビ観戦するのは初めてのことだ。
 泰年さんは「コロナがなければ現地に行っただろうけれど、結果としてみんなでまた集まれた。怜央が集大成と位置付ける今回だからこそ、家族だけで静かに応援するのもいい」と笑顔を見せる。
 「体調は完璧だ。メダル取りに行くよ」。大会前に届いた短くも力強いメールに、千代乃さんは期待を膨らませている。「地域の皆さんが横断幕を作ってくれたり、応援してもらって感謝しかない。本人にとっても集大成。ぜひ本物のメダルが見たい」 (大橋貴史)
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