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昨冬指導のイチローさん「ずっと見ているからな」智弁和歌山のエース中西 言葉を胸に10奪三振完投

2021年8月28日 20時01分

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近江打線を相手に1失点完投の智弁和歌山・中西

近江打線を相手に1失点完投の智弁和歌山・中西

◇28日 全国高校野球選手権大会準決勝(甲子園)
 決勝は史上初の兄弟校対決となった。智弁学園(奈良)は、初出場の京都国際を3―1で破って初の決勝進出。小畠一心投手(3年)が決勝3ランを放ち、1失点で完投した。智弁和歌山は5―1で近江(滋賀)を突き放して2002年以来の決勝に進んだ。雨天順延が6度もあった今大会の決勝は29日午後2時にプレーボール。智弁和歌山が21年ぶり3度目、智弁学園は初の優勝を目指す。
 兄弟校決勝へ、先に勝ち名乗りを挙げたのは、弟分の智弁和歌山。初出場の京都国際の快進撃を止めたエース中西聖輝投手(3年)は「スライダーについてこられていると感じたので、フォークを増やして組み立てを変えた。結果を残し続けるのがエース」と胸を張った。尻上がりに調子を上げて10奪三振、4安打1失点で完投した。
 昨年12月、グラウンドにマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチローさん(47)が来て指導を受けた。「『ずっと見ているからな』という言葉を、練習でしんどくなったときとかに思い出し、抜かないようにした」。和歌山大会決勝では終盤にリリーフし、今春センバツに出場した市和歌山のドラフト候補右腕、小園健太投手に投げ勝った。「あのチームに自分は成長させてもらった」と好敵手の存在も思い返した。
 4安打の宮坂厚希主将(3年)を中心に打線がエースを援護して快勝。1997年夏に捕手として優勝、監督としては初の決勝進出となった中谷仁監督(42)は「中西は頼もしくなりました。宮坂がいい切り込みをしてくれた」と手ごたえ。選手&監督での全国制覇も懸かるフィナーレに向け「次に勝つと負けるとでは、全然違うのは僕自身も経験している。あしたに向けてしっかり準備したい」と静かに闘志を燃やした。

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