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【中日】ビシエド6年間の日本適応の成果 鈴木誠也でさえ驚くオンリーワンのバット

2021年8月28日 06時00分

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中日―巨人 2回裏2死二、三塁、ビシエドが中前に2点打を放つ。捕手小林

中日―巨人 2回裏2死二、三塁、ビシエドが中前に2点打を放つ。捕手小林

◇27日 中日4ー1巨人(バンテリンドームナゴヤ)
 中日のダヤン・ビシエド内野手(32)が27日、球団史に新たな1ページを記した。バンテリンドームナゴヤで行われた巨人戦の1回に先制の2点適時打を放ち、勝負強さを発揮。続く2回にも効果的な2点適時打で通算450打点とし、球団の外国人最多打点記録を更新した。エースの大野雄大投手(32)は7イニング1失点の好投で4勝目。投打の主軸が期待通りに活躍し、4―1で快勝した。
 一塁ベース上のビシエドが、感慨深げな表情で一瞬だけ視線を宙に送った。2―0の2回に2点適時打を放ち、中日の球団史に「ダヤン・ビシエド」の名をしっかりと刻んだ。竜一筋6年間で通算450打点。不動の主砲が2打席連続の適時打で今季最多の4打点をたたき出し、2000年前後に活躍したレオ・ゴメスが持っていた球団の外国人最多打点記録を一気に追い越した。
 6試合ぶりの適時打の感触に「最近、あまり打ててなかったこともあって…。結果が出てチームが勝ったことがとてもうれしいです」とニッコリ。あくまで勝利が最優先で記録は二の次。「毎日、自分のできることを積み上げた結果」と淡々と振り返った。
 2回2死二、三塁。巨人の先発・山口の内寄りのフォークを中前に運んだ。後半戦の開幕カードとなった13~15日の巨人戦(東京ドーム)で3タテを食らい、半月後のリマッチ。先制パンチもビシ砲からだった。1回無死満塁から右前2点打。チームにとって4試合、28イニングぶりの適時打で、連敗脱出へチームを勢いづけた。
 大事にしているのが打点だ。「チャンスで走者をかえすのが大事。4番を打って、皆が回してくれるので」。責任感で勝利に直結する数字を積み上げてきた。
 6年間の適応の成果がバットに詰まっている。米大リーグ・ホワイトソックス時代の2012年に25本塁打をマークした長距離砲は柔軟だった。日本野球の変化球攻めに対応すべく、テープを巻いてグリップを太くするようになった。
 ミート中心の打者仕様に近くなったが、パワーとコンタクトのバランスを確立。今年の球宴では練習時に鈴木誠(広島)が手に取って素振りをして、太さに驚いていた。そんなオンリーワンのバット。今も試合中でも、巻いてはがして微調整を欠かさない。
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