本文へ移動

今年越前市生まれ コウノトリ4羽 石川の七尾飛来

2021年8月27日 05時00分 (8月27日 09時42分更新)

水田で餌を探す(左から)おうひちゃん、みどりちゃん、みそらちゃん=いずれも石川県七尾市祖浜町で(木村透さん提供)


 
 越前市で今年生まれた国特別天然記念物のコウノトリ四羽が二十五日、石川県七尾市祖浜町の水田に飛来しているのを、日本コウノトリの会会員の木村透さん(61)=金沢市=がカメラに収めた。今年生まれの勢ぞろいに「すごい。(めったに)ないこと」と驚いている。
 木村さんが確認したのはこの日の午前十一時〜正午ごろ。前日の夕方に二羽いるとの連絡があり、確認に向かった。最初は、石川県には河北潟(金沢市の北東部)に二年前からいる二羽が移動したのかと思ったという。

水田で餌を探す春花ちゃん

 稲が伸びていることもあり個体識別に時間はかかったが、最初に安養寺町生まれの雌「春花ちゃん」を確認。次に坂口地区生まれの「みそらちゃん」「みどりちゃん」「おうひちゃん」を見つけた。
 最初見たときはほとんど動かず「疲れているな」という印象だったが、しばらくすると餌をついばみ始めたという。
 「体もピカピカできれいだったし、大きさも普通」と、すくすく育って健康面でも心配いらない様子だったという。
 四羽がいた場所は今年、二〇一八年に越前市で放鳥された雌の「ひかりちゃん」、「こころちゃん」、雄の「りゅうくん」が飛来。二一年放鳥の雄「さーくん」も今年七尾市に飛来したという。
 越前市で生まれた四羽を見に行けなかったという木村さん。「会いに来てくれたみたい」と喜んでいる。同会理事の古木仁さん=越前市=によると、春花ちゃんは今月二十一日、他の三羽も二十二日以降、それぞれの地元で姿が見られなくなったという。 (中田誠司)

関連キーワード

おすすめ情報