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中国、全教育課程で「習近平思想」指導 思想統制と個人崇拝加速

2021年8月26日 05時00分 (8月26日 05時00分更新)
北京の天安門前で2019年10月、建国70年を祝うパレードに登場した、習氏の肖像画と政治思想の貫徹を訴えるスローガン=新華社・共同

北京の天安門前で2019年10月、建国70年を祝うパレードに登場した、習氏の肖像画と政治思想の貫徹を訴えるスローガン=新華社・共同

 【北京=中沢穣】中国教育省は24日、小学校から大学院博士課程にいたる全教育課程で、習近平(しゅうきんぺい)共産党総書記(国家主席)の指導思想とされる「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を教えるためのガイドラインを発表した。長期政権をにらんで思想統制を強化する狙いがあり、習氏に対する個人崇拝がさらに強まるのは必至だ。
 ガイドラインでは、習氏の「思想」を「国家政治生活と社会生活の根本指針であり、二十一世紀のマルクス主義である」と位置付け、すべての教育課程のすべての科目で系統的、全面的に教えると明記した。例えば小学校では「愛党愛国愛社会主義の種を幼い心に植え付け、習近平総書記が全党全国民のリーダーであることを知らしめる」とされ、大学院博士課程においては「習近平思想」の「画期的で重大な価値を深く理解する」などと求めた。
 二十四日に会見した教育省幹部は「民族復興を担う新しい世代を育成するため、習近平思想で学生の頭脳を武装することが必須だ」と説明した。また「思想と政治」を扱う科目で集中的に教えるとした上で、理科などほかの科目でも「関係する内容を有機的に溶け込ませる」と述べた。
 「中華民...

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