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「共生」掛け声だけでは パラ選手と交流、相次ぐ中止・変更

2021年8月26日 05時00分 (8月26日 05時00分更新)
オンラインで交流したトルコのパラテコンドー選手団と記念撮影する子どもたち=埼玉県本庄市の仁手小学校で

オンラインで交流したトルコのパラテコンドー選手団と記念撮影する子どもたち=埼玉県本庄市の仁手小学校で

 新型コロナの感染拡大を懸念し、東京パラリンピック出場のため来日した選手との交流事業を中止したり、オンラインに切り替えたりする自治体が相次いでいる。関係者は「障害への理解を深める貴重な機会を失う」と残念がる一方、「誰もが地域で共生するためには、障害者の生活支援や健常者に向けた日頃からの啓発教育が欠かせない」との声も上がる。 (中山岳)
 「世界レベルのパラアスリートと交流できると思っていただけに、実現できず残念だ」。東京都府中市の佐藤直人・政策総務部参事は話す。
 同市では車いすバスケットボールのオーストラリア選手団が事前合宿をする予定で、小中学生と選手が交流する競技体験会や練習見学などが検討されていた。合宿が中止になって交流もできず、佐藤さんは「選手と触れ合うことで障害者の可能性について考えてもらいたかったのに」と肩を落とした。
 共同通信の調査によると、パラ選手と交流する共生社会ホストタウンに登録した全国約百の自治体の95%が、交流を中止するかオンラインに変更するかした。その四割弱は、障害に対する理解の浸透に「想定した効果が得られるか懸念がある」と回答した。
 ゴールボールのウクライナ男子...

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