<くらしとお金の相談室> Q. 企業型確定拠出年金どう選ぶ
2021年8月26日 05時00分 (8月26日 05時00分更新)
勤務先の会社が、企業型確定拠出年金(DC)の導入を考えているようです。お金を積み立てて運用するという制度らしいですが、その掛け金を出すのは会社なのか従業員なのか、仕組みが分かりません。運用する方法は従業員が自分で選ぶとのこと。私は投資をやったことがないので、どう選べばいいのかも知りたいです。
<回答> ファイナンシャルプランナー(FP) 石原玄紀(いしはら・げんき)さん 1979年、名古屋市生まれ。証券会社勤務を経て、金融商品仲介業「きわみアセットマネジメント」の金融アドバイザー。日本FP協会の国際資格・CFPや宅地建物取引士の資格を持つ。
A. 投資信託など自分で運用
企業型DCは、勤務先を通じて毎月一定額の掛け金を積み立てて、従業員が運用する制度。たまったお金は60歳以降に一時金や年金として受け取ります。通常なら運用益に約20%かかる税金が非課税になったり、掛け金が所得に含まれなくなることで所得税、住民税が安くなったり、さらには受け取る時にも税制面の優遇があったりと、多くのメリットがあります。
同じDCで、個人で利用するのが「iDeCo(イデコ)」。掛け金を積み立てて運用し、老後に...
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