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藤井聡太二冠、年内四冠も視野に 棋聖戦に続き王位戦も防衛で叡王戦最終局へ弾み

2021年8月25日 18時17分

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王位戦第5局で豊島将之竜王に勝ち感想戦で対局を振り返る藤井聡太王位(代表撮影)

王位戦第5局で豊島将之竜王に勝ち感想戦で対局を振り返る藤井聡太王位(代表撮影)

 将棋の藤井聡太二冠(19)は25日、徳島市で行われた王位戦第5局で豊島将之竜王(31)に77手で勝利し、4勝1敗で初防衛に成功した。
  ◇  ◇  ◇
 午後4時47分、豊島竜王が投了を告げると、藤井王位は深々とお辞儀した。「タイトルは防衛して一人前」という大山康晴十五世名人の言葉は、防衛の至難さを表したものだが、棋聖戦に次いで19歳がそれを立て続けに決めた瞬間だった。
 終局後のインタビューで藤井王位は「駒得だったので指せるかなと思っていた」と振り返りつつも、1日目の大長考の場面については「そのあたりかなり難しく、少し分からなかった」と心中を明かした。
 今シリーズを通しての感想を聞かれると「勝った将棋も結構苦しい場面があり、長い将棋が多かったので、内容的には押されていた。今回の番勝負で自分に足りない部分も見つかったので今後に生かしたい」と、さらなる進化を誓った。
 一方、3期ぶりの復位を果たせなかった豊島竜王は「封じ手の場面であまり思わしい順が見当たらないまま、うっかりして一番ダメな順にしてしまった」と、2日目に誤算があったことを吐露。ファン思いの第一人者らしく「見どころのない将棋にしてしまい申し訳ない」と頭を下げた。
 盤上は相掛かり戦から新工夫を見せた藤井王位が1日目の昼前から2時間1分の大長考をするなど、両者の気合が激突する見応えのある戦いとなった。2日目は豊島竜王の封じ手で再開されたものの、午前中に豊島竜王が銀損する展開に。優勢になってからの藤井王位の指し回しが盤石で、そのまま押し切る圧勝劇となった。消費時間は藤井王位6時間8分、豊島竜王7時間47分だった。
 これで現在フルセットに持ち込まれている「第6期叡王戦」五番勝負最終局に向けても弾みがついた。さらに挑戦権獲得まであと1勝としている「第34期竜王戦」を含めると、年内四冠の可能性も視野に入ってきた。

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