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【変わる大腸検査】(下)カプセル型やCTも

2021年8月24日 05時00分 (8月24日 12時44分更新)
 男性(46)の手のひらにのせられたのは、中に超小型カメラが入った幅一センチ、長さ三センチのカプセル。水と一緒に飲み込んだら精密検査のスタートだ。四月下旬、愛知県豊明市の藤田医科大病院。カプセルが体内をスムーズに流れるよう、男性は院内を歩き始めた。

大腸検査用のカプセル内視鏡。中の超小型カメラが体内を撮影する=愛知県豊明市の藤田医科大病院で


 カプセル内視鏡は約二時間で大腸に到達。腸管内部で一秒間に四〜三十五枚の写真を撮り、腰に着けた記録装置に送る。横たわって肛門からカメラ付きチューブを挿入する一般的な大腸内視鏡検査と違い、恥ずかしさや苦痛がないのが特徴。約七時間後、下剤を飲んで、便とともにカプセルを出した男性は「全然痛くなかった」と満足そうだ。
 同大病院は二〇〇七年から、カプセル内視鏡による検査を取り入れている。小腸に続き、便潜血検査で精密検査が必要とされた人、血便などの症状がある人に対し、カプセルを使った大腸検査が保険適用になったのは一四年だ。ただ、腸管に癒着があるなどの理由でチューブの挿入が難しいというのが条件だった。
 緩和されたのは二〇年四月。高度肥満かつ高血圧症などの持病があって従来の内視鏡では負担が大きい人、大腸が長く、かつ便秘でチューブを奥に進めにくい人にも適用が広...

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