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 夜間ER逼迫 名古屋掖済会病院ルポ  コロナで自宅療養 不安募り駆け込み

2021年8月24日 05時00分 (8月24日 12時47分更新)
 新型コロナウイルスの感染爆発で自宅療養者が急増する中、周囲と連絡が取りにくい夜になってから、救命救急センター(ER)に駆け込んだり搬送されたりする患者が目立っている。「もし急変したら」といった不安や孤独が強まることが理由とみられる。夜間ERはコロナ以外の救急患者にとっても命のとりでだ。態勢が逼迫(ひっぱく)する中、救急医療を守ろうと奮闘する医療従事者を取材した。 (細川暁子、植木創太)

命のとりで 守り抜く


救急搬送された自宅療養中の新型コロナの患者(右)=いずれも名古屋市中川区の名古屋掖済会病院で


 東海地方で最も古い四十年以上の歴史がある名古屋市中川区の名古屋掖済会病院ER。市内の病院が輪番で担う夜間コロナ対応の当番だった十九日午後六時半、五十代の男性患者が搬送されてきた。
 八月中旬から自宅で療養を続けてきたが、血中の酸素飽和度が87%まで下がって呼吸が苦しくなったため、救急車を呼んだという。コンピューター断層撮影(CT)の結果、肺の炎症がひどく即入院に。間もなく重症の状態に陥り、気管挿管をして人工呼吸器を付けることになった。
 男性はワクチン未接種。コロナ禍でも陽性判明前の一週間は週四回、接待を伴う夜の店に通っていた。発熱後に新幹線で移動したこともあったという。防護服に身を包...

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