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新型コロナ力士死去…「スポーツマンや若者が持つ体力は感染症に関してアドバンテージにならず」岐阜大医学部教授に聞く

2020年5月14日 10時28分

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小倉真治教授(岐阜大提供)

小倉真治教授(岐阜大提供)

  • 小倉真治教授(岐阜大提供)
  • 亡くなった勝武士さん
 日本相撲協会は13日、西三段目82枚目力士の勝武士(しょうぶし)=本名末武清孝(すえたけ・きよたか)さん、山梨県出身、高田川部屋=が同日、コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため死去したと発表した。28歳だった。厚生労働省によると国内で20歳代以下の新型コロナウイルス感染者死亡が報告されたのは初めて。
 今回は28歳という若い年齢の力士が新型コロナウイルスによる多臓器不全で死去したが、若者やスポーツマン、既往症を持っている人が気を付けなければいけないことは何なのだろうか。岐阜大医学部付属病院高次救命治療センター長を務める小倉真治教授(61)に聞いた。
―20代などの若者やスポーツマンでも、新型コロナウイルスに感染して危険な状況に陥る可能性はあるのか
 小倉教授「スポーツマンや若者が持つ体力というのは、新型コロナウイルスなどの感染症に関してはアドバンテージになりません。たとえ150キロのバーベルを持ち上げたり、100メートルを10秒で走れるような体力を持っていたりしたとしても、感染症では体の中で感染症と戦う免疫がしっかりと備わっているかということがカギになります」
―既往症を持つ人で新型コロナウイルスに感染した場合、気を付けなければいけないことは
 「若者、スポーツマンであっても、まして一般人では糖尿病など既往歴がある人は重症化しやすいという明確なデータがありますから、感染しないよう、普通の人以上に注意することが必要ということです。かかってはいけません」
―あらためて、新型コロナウイルスに感染しないために必要なことは
 「感染しないためにはウイルスを体の中に入れないということに尽きます。やはり他人との濃厚接触をしない、『3密』にならないなど一般的に言われている注意を守った上で、手洗いやうがいをするということが重要です」

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