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就農3年 伸び盛り 試行錯誤で評判上々「農園大きく」

2021年8月23日 05時00分 (8月23日 10時03分更新)
収穫したナスを仕分ける岡本孝佳さん=穴水町川島で

収穫したナスを仕分ける岡本孝佳さん=穴水町川島で

◇穴水・岡本さん(39)

 就農して三年目の若手農家が野菜作りに奮闘している。穴水町新崎にビニールハウスを構え、ナスやズッキーニ、キュウリなどを手掛ける岡本孝佳さん(39)。試行錯誤を繰り返し育てる野菜は大きく、身も柔らかいと評判だ。今後は、人を雇って大きな農園にしていくことが目標。「若い農家と一緒に町の農業を盛り上げていきたい」と意気込む。 (森本尚平)
 農業関係の会社などで働いていたが、「あまり縛られない自由な方が自分には合っている」と二〇一九年に就農を決意。一年目は町内の農家でノウハウを学び、昨年から独立した。今は長さ六十メートルのビニールハウス四カ所を一人で管理し、収穫や出荷もこなす。
 手掛ける野菜の中でもナスは特に二十センチほどと大ぶり。「全体に身をつけると栄養分がばらけてしまう」と、弱い芽を取り、適度に数を調整することで成長が見込める芽に栄養分を集中させる栽培法を実践する。微生物を利用した土作りのほか、直接葉に肥料を与える「葉面散布」で定期的に養分を素早く吸収させるなどの手間暇をかけて野菜を育てている。「良い意味でも悪い意味でも手をかけたら野菜はちゃんと返ってくる」と話す。
 常に農業関連の雑誌やネットで情報収集をし、積極的に新たな手法を試す。岡本さんは「取りあえずいいなと思ったことはやってみて試す。失敗しても何かが見えてくる。若い今だからできること」と話す。
 野菜は丸果石川中央青果やJAおおぞらの農産物直売所「能登おおぞら村」などに卸す。学校給食にも使われ、徐々にファンも増えてきた。「将来的には人を雇用できるくらいの農園をやってみたい。観光農園のように収穫体験をしてもらって、気軽に農業に触れてもらえる場にできれば」と前を見据えた。

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