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「どの試合も戦争だよ」W杯4強導いたラモス監督の手腕 日本ビーチサッカーに植え付けた“しぶとさ”

2019年11月29日 20時40分

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ビーチサッカー日本代表のラモス監督(写真は5月の練習)

ビーチサッカー日本代表のラモス監督(写真は5月の練習)

◇28日ビーチサッカーW杯準々決勝 日本3―2ウルグアイ(パラグアイ・アスンシオン)

 激闘を制したラモス監督は「勝ったことを選手と一緒に喜びたい。でも、目標はあくまで決勝に進むこと。喜ぶのは今日まで。明日からは、また厳しくやっていく」(日本サッカー協会HPより)と準決勝を見据えた。
 第1回大会以来、9大会、14年ぶりの4強入り。しかし、それは通過点でしかない。60歳を過ぎてもなお熱い闘将の頭は、8月の親善試合で2ー4と敗れている準決勝の相手、ポルトガルとの決戦に向けて切り替わっている。
 大会前、ラモス監督は「出るからには優勝しに行く。1次リーグで3連敗するかもしれない。逆に決勝進出の可能性もある。どの試合も戦争だよ。すべての戦いを決勝のつもりで戦う。そして世界を驚かせてやる」と言い切った。

 そのために、チーム作りの前半は徹底的にフィジカル強化を図り、中盤は実戦で戦術強化。後半はブラジルでじっくりとコンディション調整を行った。8月、W杯に向けた新チームの立ち上げ合宿では親善試合3連敗。その後も1分け1敗とボロボロだったが、強化にブレはない。
 選手の競争心をあおり、実戦で徹底的に強化する。最終的に生き残ったのは気心の知れたベテラン選手。その結束力は強く、戦うごとにしぶとさを増した。10月のワールドビーチゲームズで今大会4強入りのロシアにPK戦で敗れたものの「このチームは確実に成長している。手応えは十分だ」と自信を深めていた。
 その言葉どおり、本番では破竹の4連勝。そのうち3試合が1点差の勝利。わずか4カ月で恐ろしく勝負強いチームに生まれ変わった。

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