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王者の魂! 鹿島、なりふり構わず逃げ切り21冠王手「必ず優勝」

2019年12月22日 02時00分

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長崎に勝利し決勝進出を決め、サポーターに手を振る三竿(右手前)ら鹿島イレブン

長崎に勝利し決勝進出を決め、サポーターに手を振る三竿(右手前)ら鹿島イレブン

◇天皇杯全日本選手権<準決勝> 鹿島3-2長崎

 サッカーの天皇杯全日本選手権第9日は21日、ノエビアスタジアム神戸などで準決勝2試合が行われ、来年1月1日の決勝のカードは神戸-鹿島に決まった。新たに完成した国立競技場で、初めて開催されるスポーツの公式戦となる。神戸は清水を3-1で破り、初の決勝進出。MFアンドレス・イニエスタ(35)が先制ゴールを奪うなど活躍した。6度目の優勝を狙う鹿島はJ2で唯一勝ち残った長崎を3-2で下し、3大会ぶりの決勝に進んだ。
      ◇
 ヨロヨロ、フラフラ…。でも、決して倒れぬ強さがある。終わってみれば、鹿島が勝負の手綱を握り続けていた。「失点は余計だったが、トーナメントは勝つことが一番大事。結果オーライ」とはエース伊藤。選手たちには笑顔もガッツポーズもない。ただ、その意味だけは静かに、全身で感じ取っていた。
 前半4分にセルジーニョが先制弾を挙げ、同23分にはオウンゴールで加点した。「鹿島は3バックに弱い」。そう分析した長崎・手倉森監督が打った“奇襲”をあっさりと返り討ちにした。勝負あり-。誰もがそう思った瞬間、スキが生まれ、ほころびが広がった。
 同37分、守備陣はそろっていたのにあっけなく左サイドを破られた。長崎MF米田の強烈なシュートは天皇杯最多出場記録を66試合に伸ばしたGK曽ケ端の股の下を抜け、ネットが揺れた。「受け身にならず攻めるだけ」(米田)。向こう傷を恐れぬ長崎に流れと勢いを手渡してしまった。
 後半28分に右CKから伊藤が押し込みながら、3分後には再び失点。最終盤はなりふり構わず、敵陣深くで球をキープした。「僕たちには優勝するという目的がある」(永木)。勝利に立ち向かう頑固な姿勢だけでチームは強く結束していた。
 3年ぶり6度目の優勝に手をかけ、永木は「初めてのピッチで必ず優勝したい」と力を込めた。生まれ変わった国立競技場で、鹿島が21冠の歴史を刻む。 (松岡祐司)

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