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タリバン、民主主義否定「イスラム法の統治だけだ」 

2021年8月20日 05時00分 (8月20日 11時14分更新)
19日、アフガニスタンの首都カブールを巡回するイスラム主義組織タリバンの戦闘員ら=AP・共同

19日、アフガニスタンの首都カブールを巡回するイスラム主義組織タリバンの戦闘員ら=AP・共同

 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバンの幹部は、新政権の統治体制について「わが国には民主主義の土台がない。民主主義システムは存在しなくなるだろう」と語った。ロイター通信が十八日に報じた。全土掌握後に融和的な姿勢を示す一方、宗教に基づく厳格な統治が堅持され、民主的な権利が制限されることに懸念が高まっている。
 幹部のハシミ氏がロイターのインタビューで、最高指導者アクンザダ師の下に「統治評議会」のような組織が置かれ、政権運営に当たるとの見通しを示した。大統領は評議会トップの位置付けとなり、タリバン共同創設者のバラダル師ら副官が就く可能性を説明した。
 二〇〇〇年前後の旧政権でも創設者で初代最高指導者の故オマル師は姿をみせず、政権の実務運営は評議会に委ねられていた。
 ハシミ氏は「多くの問題があり、決定されていない」としながら「アフガンは民主主義国家ではない。政治システムははっきりしているので議論しない。イスラム法による統治だけだ」と強調した。新たな軍を創設する計画で、空軍を中心に政府軍兵士に参加を呼び掛けていると明かした。
 国内では、タリバンの統制が取れずに...

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