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ふるさと納税返礼品 75品追加 金沢市、中小支援も図る

2021年8月20日 05時00分 (8月20日 10時05分更新)
針のない剣山=金沢市提供

針のない剣山=金沢市提供

  • 針のない剣山=金沢市提供
  • 桃太郎の昔話をモチーフにした裁縫道具=金沢市提供
  • ゲームソフト「R−TYPE FINAL2」=金沢市提供
 金沢市は、ふるさと納税の返礼品に地元企業の製品を追加した。寄付を促すとともに伝統工芸以外の工芸や製品もPRし、金沢の高い技術力を全国に発信する。コロナ禍で観光客が減り、打撃を受けた中小企業を支援する狙いもある。(鈴木里奈)
 ふるさと納税のサイトを見た人に、金沢のものづくりの文化を知ってもらおうと追加。市は七月末までに十六事業者の七十五品目を増やした。返礼品は現在、六百三十四品目。季節の水産物などを含め、市が認定しているのは八百二十三品目に及ぶ。
 針のない剣山や、桃太郎や一寸法師などの昔話をモチーフにした裁縫道具「金沢からのお針山」といった手仕事の品のほか、ゴルフ場で使用するカップまでの距離計測器、市内の会社が制作したゲームソフトなどが人気を集めている。市総務課の担当者は「生産者の応援につなげたい」と話している。
 市へのふるさと納税は伸びている。二〇一九年度は食の返礼品を増やしたことが奏功し、一億九千五百九十一万円へと急増。テレビCMで広報したほか、コロナ禍で巣ごもり需要が高まったことも追い風となり、二〇年度は九千三百七十八件、三億一千五百四十五万円と件数、金額ともに過去最多の寄付があった。
 一方で、市民が他の自治体に寄付する金額が、市への寄付額を上回る「赤字状態」が課題となっている。市は返礼品を充実させることで、赤字の解消につなげたい考えだ。

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