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ゲレンデ きらめく夜 一里野スキー場に1万3000個のLED  

2021年8月20日 05時00分 (8月20日 10時14分更新)

太陽光で発電するペットボタルが美しく光る白山一里野温泉スキー場のゲレンデ=白山市尾添で

 約一万三千個の発光ダイオード(LED)で夏のゲレンデを彩るイベント「灯(あか)りでつなぐ白山」が、白山市尾添(おぞう)の白山一里野温泉スキー場で開かれている。毎日、日没後から約四時間ほど自動で点灯し、涼しい高原の気候の中で幻想的な光景を楽しむことができる。九月二十六日まで。無料。
 イルミネーションは、ゲレンデに設置されたペットボトル型LED「ペットボタル」が優しい光で照らす。手取川をイメージした青色と、登山道の加賀禅定道(ぜんじょうどう)を表現した虹色の二種類の模様があり、三十分ごとに切り替わる。天気が良ければ満天の星も楽しめる。
 新型コロナウイルスの感染拡大のため、予定していた夜間のゴンドラの運転や、演奏会などのイベントは中止した。他の人と間隔を空けながら、静かにイルミネーションを楽しんでもらう。
 イルミネーションは、「白山開山千三百年」を記念して二〇一七年に始まり、今年で五年目。今年は、容器のつり下げひもを固定する接着剤が劣化していたため、地元の白山一里野温泉観光協会のメンバーらが、約一万個の付け替え作業を行った。天候に関係なく点灯する。(吉田拓海)

白山市観光連盟が一里野温泉の宿で販売しているペットボタルと白山比咩神社のおみくじなどのセット=白山市尾添で

▽願い書いて光増やして
▽周辺宿でイルミセット販売
▽引湯管寸断…苦境打開へ協力

 白山市観光連盟は、イルミネーション「灯(あか)りでつなぐ白山」に合わせ、白山一里野温泉スキー場(同市尾添(おぞう))周辺の宿などで、縁結びの御利益があるとされる白山比咩(しらやまひめ)神社(三宮町)で祈願されたLEDライトに、願いを書いて設置する記念セット「イルミネーション・セットアップ」(税込み2000円)を販売している。(吉田拓海)
 一里野温泉は「恋人の聖地」に認定されていることから、イルミネーションを訪れたカップルや友人たちに、思い出をつくってもらおうと3年前から、同神社で頒布してきた。一里野エリアは昨年12月に源泉から温泉の湯を送る引湯管が山林の斜面の崩落で寸断。苦境にある一里野エリアを盛り上げようと、今年から、ペンションやホテルなど12カ所でも扱い始めた。
 セットはピンクの手提げ袋の中に、太陽光電池が内蔵されたペットボトル型のイルミネーション「ペットボタル」の組み立てキットや、同神社のおみくじ、おみくじを持ち運べる観光連盟オリジナルの「おみくじ袋」などが入っている。願い事を書くペンは購入した場所で借りられる。セットは「光のゲレンデ」に置いてもいい。
 セットを取り扱う一里野温泉の旅館「岩間山荘」のおかみ北村祐子さん(59)は「地元には白山に登って良縁に恵まれたという伝説も残っている。ご縁を結びに訪れてもらえれば」と呼びかけている。(問)白山市観光連盟076(259)5893

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