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石垣修復、現場を公開 豊橋市、吉田城址で21日に見学会

2021年8月20日 05時00分 (8月20日 10時51分更新)
高さ4メートルの石垣の上部にある切り株の状況を説明する中川学芸員=豊橋市今橋町で

高さ4メートルの石垣の上部にある切り株の状況を説明する中川学芸員=豊橋市今橋町で

  • 高さ4メートルの石垣の上部にある切り株の状況を説明する中川学芸員=豊橋市今橋町で
  • 2019年に崩れた石垣。足場に上ると内部を見下ろせる=豊橋市今橋町で
 石垣の裏側を見てみませんか−。豊橋市は二十一日、豊橋公園内の吉田城址(じょうし)(今橋町)の石垣修復工事の現場を一般公開する。石垣の内部構造を見学できる機会は全国的にも珍しく、市文化財センターは参加を呼び掛けている。
 吉田城は一五〇〇年代前半に築城され、戦国時代には三河の重要拠点の一つとされた。「築城の名手」として知られる池田輝政が城主だった一五九〇〜一六〇〇年に築かれた石垣の一部が現存し、石の表面にさまざまな大名家の家紋が刻まれている。昭和に入って再建された鉄櫓(くろがねやぐら)以外に建物は残っておらず、城郭愛好家の間で「吉田城は石垣を見るための城」ともいわれている。
 だが内部に木の根や土砂が入り込み、石を外側に押し出す力が働く影響で、石垣は二〇一九年から梅雨の時期を中心にたびたび崩落。今年五月には、城正面の南多門跡近くにある高さ四・四メートルほどの石垣がなだれるように崩れた。
 安全上の観点だけでなく、石垣を文化財として保存する機運が高まっていることから、同センターが七月から発掘調査も兼ね、修復作業を本格的に開始。石垣を全て崩し、下から順に積み上げ直す作業を続けている。
 見学会では...

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