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イニエスタ苦笑「クレージーな展開」PK戦両軍9人連続失敗はJ新記録 富士ゼロックス・スーパーカップ神戸V

2020年2月8日 19時48分

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 Jリーグの新シーズン到来を告げる恒例の富士ゼロックス・スーパーカップは8日、埼玉スタジアムに5万人超の観客を集めて行われ、天皇杯覇者・神戸が3―3からのPK戦を3―2で制して昨季J1年間王者・横浜Mを破り初優勝した。優勝賞金は3000万円。PK戦は両チーム合わせて14人が蹴り、途中9人が連続で失敗する異例の展開となった。両チーム計6ゴールは史上最多だった。
9連続PK失敗はJリーグ新記録
 歓喜と悪夢が交錯し、安堵(あんど)と落胆が何度も入れ替わった。運命のPK戦。神戸のGK飯倉は「早く決めろよ」とあきれ顔で天を仰ぎ、百戦錬磨のイニエスタでさえ「クレージーな展開」と苦笑いだった。
 先行の横浜M3人目・エジカルジュニオが左に蹴ったボールをGK飯倉が防ぐと、神戸3人目・小川が蹴った球は力なく左ポストをたたいた。続く水沼はゴール左上へ大きく吹かし、西が放ったシュートを今度はGK朴一圭(パク・イルギュ)が見事にストップした。

 決められない。まるで入らない。両軍9人連続失敗という異常事態に陥った。異様な雰囲気、前代未聞の負の連鎖にあって「どこかのタイミングで自分が行こうと思っていた」。横浜M7人目・遠藤の右足シュートがバーをたたくのを見届け、山口が意を決して手を挙げた。冷静に右隅へ沈め、今季初の勝ちどきを上げた。
 一進一退だった。前半27分、新戦力・ドウグラス弾で先制しながら、3度のリードを守り切れなかった。終盤は相手に押し込まれ、防戦一方だった。それでも、フェルマーレンが巨体を投げ出して危機を救い、飯倉がビッグセーブを連発した。「バルセロナ化」を掲げ、アジアの戦いに初めて挑む神戸にとって、天皇杯に続くタイトルの価値は、単なる1勝を大きく上回る。
 2アシストのイニエスタは「最高のパフォーマンス、ベストのプレーを見せる。素晴らしいシーズンにすることができると思う」と自信の表情を浮かべ、1得点の古橋も「アジアナンバーワンとリーグタイトル、天皇杯を連覇したい」と力強かった。
 Jリーグ主管大会で9連続PK失敗は最長記録。これまでは1993年7月3日のサントリーシリーズ第15節・横浜F|V川崎の5連続失敗が最長だった。連続ではない失敗では95年3月29日のサントリーシリーズ第4節・浦和|名古屋戦の9回がある。

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