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4000年前の集落跡発見 坂井・沖布目北遺跡

2021年8月18日 05時00分 (8月18日 11時22分更新)
発掘場所で見つかった柱穴群=坂井市春江町の沖布目北遺跡で

発掘場所で見つかった柱穴群=坂井市春江町の沖布目北遺跡で

  • 発掘場所で見つかった柱穴群=坂井市春江町の沖布目北遺跡で
  • 柱穴に残る木の柱の根元=坂井市春江町の沖布目北遺跡で
  • 沖布目北遺跡から出土した土器。平面に線の文様が入った縄文後期のものが多い=県埋蔵文化財調査センター提供
  • 縄文時代の女性が身に着けていたとみられる耳飾り=県埋蔵文化財調査センター提供
 県埋蔵文化財調査センターは、発掘を進めている坂井市春江町の沖布目北(おきぬのめきた)遺跡で、約4000年前の縄文時代後期の集落跡が見つかったと発表した。木製の柱が立っていた穴や土器など、集団生活を送っていたとみられる跡を多数確認。県内で縄文時代後期の集落が見つかったのは3例目となる。
 沖布目北遺跡は、福井港と北陸自動車道をつなぐ「福井港丸岡インター連絡道路」の改修工事に伴い、今年五月から十二月まで発掘調査をしている。広さは遺跡全体で六千四百三十平方メートル。八月までに半分ほどの調査を終える予定。
 縄文時代後期から、竪穴建物に加え、地面に穴を掘って柱を立てる掘立柱建物が増えたとされる。沖布目北遺跡には掘立柱建物があったと考えられ、これまでに千を超える柱の穴(柱穴(ちゅうけつ))を確認した。大きさは直径約四十センチ、深さ約三十センチで、柱の根元が残っているものもあった。柱穴群の付近からは、儀式や埋葬などで使ったとみられる埋甕(うめがめ)も十五個ほど見つかった。
 さらに、縄文時代の女性が身に着けていたとみられる円盤状の耳飾りや、土器も多数出土。耳飾りは表面に赤色の顔料を塗り、装飾性を高めて...

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