本文へ移動

【変わる大腸検査】(上)下剤 飲みやすく

2021年8月17日 05時00分 (8月17日 09時52分更新)
 がんによる国内の死亡者数で2位を占める大腸がん。早期に発見すれば生存率は高いが、便潜血検査で陽性となった人の約3割は、大腸内視鏡検査などの精密検査を受けずにいる。内視鏡の場合、大量の下剤を飲む必要があること、肛門からカメラを入れるのが「痛い」「恥ずかしい」などが理由のよう。進化する薬剤や検査方法について2回に分けて紹介する。 (河野紀子)

味や量種類が多様に


肛門から挿入する内視鏡。先端に小型カメラが付いている=名古屋市東区のMIWA内科胃腸科CLINIC葵で


 七月下旬、年間千件近い大腸内視鏡検査を実施するMIWA内科胃腸科CLINIC葵(名古屋市東区)。院長の芋瀬基明さん(56)は、先端に小型カメラが付いた直径一・三センチのチューブを、横たわる男性(40)の肛門から挿入した。
 モニターに映る画像を見ながら、ポリープやがんなどの病変がないかをじっくり観察。挿入から引き抜くまでは約十分だった。
 大腸内視鏡検査を受けるきっかけの多くは、便潜血検査だ。国は四十歳以上の男女に、年一回受けるよう推奨する。陽性は便に血液がまじった状態で、ポリープや大腸がんを疑う兆候の一つだが、日本対がん協会(東京)によると、二〇一七年度に精密検査が必要とされた人の三割は未受診。一方で、受けた人の約4%でがんが見つか...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報

医療ニュースの新着

記事一覧