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導入増える自動心臓マッサージ機 絶え間ない救命可能に  

2021年8月17日 05時00分 (8月17日 09時49分更新)
 人の手を使わず、機械が胸骨を圧迫する「自動心臓マッサージ器」を取り入れる消防が増えている。救急隊員が歩いて患者を搬送する間もマッサージを続けられるのが特徴。新型コロナウイルス禍では感染対策としても有効な上、治療やケアで通常より多くの人手が必要な医療機関からも「スタッフを効果的に配置して救命に当たることができる」と歓迎の声が上がる。 (細川暁子)

コロナ感染対策、人手補助に期待


(上)継続して胸部を圧迫する自動心臓マッサージ器(手前)。救急隊員のマッサージと効果は同じ=愛知県一宮市の市消防本部で (下)人工呼吸機能の付いた自動心臓マッサージ器(コーケンメディカル提供)


 「マッサージ器VS隊員」。昨年三月に機械を導入した愛知県一宮市消防本部のフェイスブックでは、そんな動画を公開中だ。映っているのは、マネキンの胸部分を圧迫する機械と、その隣で別のマネキンに手でマッサージをする救急隊員。圧迫のテンポは一分間に約百回で、両者全く同じなのがよく分かる。
 心肺停止状態にある人の血液循環を促し、呼吸と脈拍を回復させるのが胸部圧迫の目的。自動心臓マッサージ器はアーチ状で、胸の上をまたぐように取り付ける。電源を入れると、吸盤付きの棒が上下にピストン運動をして、継続的に胸骨を圧迫する仕組みだ。
 同市消防本部は導入から約一年半で、心筋梗塞や脳疾患などで心肺停止に陥った約二十五人に使用した。救急隊長の...

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