侍金メダルの布石は逆転ドミニカ共和国戦より前にあった「こういう野球をやろう」【稲葉監督インタビュー・一問一答】
2021年8月17日 06時00分
東京五輪で金メダルを獲得した侍ジャパンの稲葉篤紀監督(49)が本紙のインタビューに応じた。
◇
―自宅には日本ハム、北京五輪、連覇したWBCのユニホームを飾ってある。今回の東京五輪のも?
稲葉監督「玄関にハンガーで掛けてはいるんですが、もっときれいに飾りたいなと考えているところです」
―悔しさを忘れないためだった北京のも外さない?
「人は良いことばかりではなく、失敗や悔しい思いをして成長できると思っているので。北京の借りは返せたとは思っていますが、この気持ちはずっと持ち続けていないと…」
―ターニングポイントがあれば
「初戦のドミニカ共和国戦は、2点差をひっくり返しての勝利で大きなきっかけになったとは思いますが、前を考えていくとプレミア12前の強化試合なんです」
―カナダ戦(2019年10月31日)ですね。2回に6点を失った
「われわれは1点ずつコツコツ返していった。5―6で負けてしまうんですけど、選手というより首脳陣の中で『こういう野球をやっていこう』というのができた」
―3年後のパリでは野球は再び除外。28年のロサンゼルス、32年のブリスベンでの復活に向けて
「オリンピックに関しては、日本だけで盛り上がっていてもダメ。世界でどうやって野球を普及させるか。アメリカもそう。野球をやっている国が連携して競技追加を訴えていく必要がある」
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