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遺族「平和な世の中へ一層努力」 福井で戦没者追悼式

2021年8月17日 05時00分 (8月17日 08時24分更新)
遺族を代表して献花する(手前から)木村佳代子さん、佳美さん親子=福井市のフェニックス・プラザで

遺族を代表して献花する(手前から)木村佳代子さん、佳美さん親子=福井市のフェニックス・プラザで

 福井市戦没者追悼式が十五日、同市のフェニックス・プラザであった。遺族ら四十三人が、日清戦争以降に亡くなった戦没者一万九百四十四人の冥福を祈り、平和の尊さをかみしめた。
 東村新一市長が「悲惨な戦争の記憶を決して風化させることなく次の世代に伝える」と式辞を述べ、市遺族連合会の宮内欣也副会長が、八田一以(いちい)会長の追悼の言葉を代読。「戦争のない平和な世の中を実現するため一層努力していく」と決意を込めた。正午に一分間の黙とうをささげた後、遺族を代表して木村佳代子さん(79)=深見町、佳美さん(50)=北四ツ居=親子が祭壇に献花した。佳代子さんの父伝(つたえ)さんは、一九四四(昭和十九)年のインパール作戦に加わる準備中、ビルマ(現ミャンマー)で三十歳で亡くなったという。
 佳代子さんは、九三(平成五)年に慰霊のためにミャンマーを訪れ、伝さんの遺骨の代わりに現地の石を持ち帰ったことを明かし「母は多くを語らなかったので、父のことは何も知らない。平和な世の中は父たちの犠牲のもとにあるのだとつくづく感じる」と話した。
 (浅井貴司)

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