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センバツから成長の完封勝利…初戦負けで「強い気持ちになれた」 専大松戸・深沢、畔柳との投げ合いが糧【夏の甲子園】

2021年8月16日 20時02分

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9回裏、明豊打線を完封し、雄たけびを上げる専大松戸・深沢

9回裏、明豊打線を完封し、雄たけびを上げる専大松戸・深沢

◇16日 全国高校野球選手権1回戦 専大松戸6―0明豊(甲子園)
 完封勝ちの瞬間、専大松戸のサイド右腕、深沢鳳介投手(3年)はスコアボードに目を向けた。「9回をゼロに抑えられてよかった」。今春センバツは、中京大中京(愛知)のドラフト候補の畔柳と投げ合い終盤に2失点して初戦敗退。「いいピッチャーと対戦できて、夏にもう一回、甲子園に戻ってくると強い気持ちになれた。春の負けがあったから、勝てたと思う」と胸を張った。
 インサイドを勝負球にした。サイド右腕が苦手にしがちな左打者には、外角へカーブも見せながら内角に直球。右打者の内角には変化球も投げた。勝負どころでは三振も取れ、自分のバント処理ミスで招いた3回無死一、二塁で三者連続など11奪三振。1死球は与えたものの、安打はシングルだけの6本に抑えた。中日の山本チーフスカウト補佐も「両サイドにしっかり投げ分けられていた。右打者のインコースに落ちる球は高校生ではまず打てない」と評価した。
 東京・上一色中で2学年上の横山(ロッテ)を追って、専大松戸に入学。先輩を手本にサイドスローに転向した。持丸修一監督(73)は「ボールのキレがよくなった。失投も少なくなり、全てで成長した。球の力は横山の方が上だけど、コントロールと繊細さは深沢が上かな」と先輩の高校時代と比べつつたたえた。
 センバツ完封負けの後、安打が少なくても点を取る練習が実り、打線は暴投で先制。さらに重盗、犠飛、スクイズと追加点を奪い、深沢を援護した。2015年夏の初出場から春夏合わせて3度目の甲子園でチーム初勝利。4校を率いて甲子園出場し、母校の竜ケ崎一、藤代(ともに茨城)に次いで3校目勝利となった持丸監督は「感無量です」と喜びをかみしめたが、目指すところはもっともっと先にある。

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