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元BMX日本チャンピオン古性優作がG1初制覇!賞金4694万円でKEIRINグランプリ出場に一発回答【オールスター競輪】

2021年8月15日 22時38分

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古性優作

古性優作

 古性がG1初戴冠―。福島県・いわき平競輪場のナイターG1「第64回オールスター競輪」は15日、最終日を迎え、11Rで決勝戦が行われた。先行した脇本雄太の番手から古性優作(30)=大阪=がG前鋭く差して優勝。G1初Vを飾るとともに賞金4694万円を獲得し、年末のKEIRINグランプリ(静岡・12月30日)出場に一発回答を出した。逃げ粘った脇本は2着を確保、横一線の3着争いは追い込んだ守沢太志が入った。
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 勝ったのは打鐘先行した東京五輪帰りの脇本ではなかった。しかし、その番手という最高の位置を回った古性が、絶好のチャンスをものにした。「脇本さんはめちゃくちゃ強い。信頼してついていくだけでした。新田さんがバックで来たのが分かって張るべきか考えたけど、自分が前に踏む方が新田さんはしんどいと思って踏んだ。ゴールではどうなっているのか分からなかった」。G1決勝7回目の挑戦で手にしたタイトル。バンクでは縦横無尽に容しゃなく暴れ回る男も、さすがに感情が高ぶった。
 自力はもちろん、自在にも戦える多彩な脚質の持ち主。競輪選手に転向する前はBMXの日本チャンピオンでもあっただけに、当たり負けしないボディーバランスは競輪選手の中でも群を抜いている。そして、G1を取るのは時間の問題というのが周囲の一致した評価でもあった。しかし、ほぼ毎年、獲得賞金争いはベスト9に届かずにいた。「そのわずかな差が大きいと感じていた。だから僕はタイトルを取れないかなと思った時もあった」
 そんな古性を奮い立たせたのは同級生でもある松浦悠士と郡司浩平の活躍。そして、やはり脇本の存在が大きかった。「他地区の選手は打倒脇本さんだったけど、同地区の僕は脇本さんを差すことを目標にしていた。その気持ちが駄目だった」と反省。昨年の高松宮記念杯からは自分が自力で近畿を引っ張り、脇本とは別線でも戦える力を付けることを重視。自力強化の徹底した練習がこの優勝につながった。
 決まり手が番手差しとはいえ、恵まれたと見る者はいないだろう。これからは、脇本とともに近畿をけん引する役目は十分に務まるはずだ。「脇本さんが不在の間の僕は近畿を支えられなかったけど、今後はしっかり支えたい。そして近畿で大きな存在の村上義弘さんに少しでも近づきたい」と力強くアピール。瞳が輝いて見えたのは涙のせいだけではない。
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 ▼古性優作(こしょう・ゆうさく) 1991年2月22日生まれ、大阪市出身の30歳。身長168センチ、体重77キロ、太もも62センチ、血液型はO。私立清風高等学校卒業。2008、09年・全日本BMX選手権ジュニア部門で優勝。11年から4年連続で全プロ大会BMX競技で優勝。競輪学校100期生として11年7月に岸和田でデビュー(①①❶)。主なタイトルはG1・オールスター(21年)、全プロ記念(17年)。通算成績は864戦259勝、優勝30回。通算獲得賞金は3億7544万1700円。

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