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19歳MF加藤もも「突っ走っちゃいます」野球少女からなでしこジャパンへ

2020年4月1日 23時12分

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ドリブルするNGUラブリッジの加藤

ドリブルするNGUラブリッジの加藤

 野球少女からなでしこジャパンへ―。サッカー女子のチャレンジリーグ(3部相当)・NGUラブリッジ名古屋のMF加藤もも(19)は、小学5年で野球からサッカーへ転身した異色の経歴を持ちながら、現在、U―20日本女子代表に名を連ねる期待の若手。日本が開催候補地となっている2023年女子W杯を見据えながら、地元・愛知で技を磨いている。
 サッカーとの出会いは「一目ぼれ」だった。加藤は、小学4年まで野球チームで投手&三塁手。ある日、母・友紀子さんに誘われ、兄の友人が所属する名古屋グランパスU―12の試合を見たことで人生が一変した。
 「衝撃でした。皆、うまかったし、かっこいいというか、魅了されたというか…。帰りの車でお母さんに『サッカーやりたいんだけど!』って言いました(笑)」
 小学5年で門をたたいたのは、ラブリッジの前身にあたる「名古屋FCレディース」。全国レベルのチームには、幼稚園からサッカーを始めた子もいた。周囲からは「5年生で始める子はなかなかいないよ?」と言われたが、負けず嫌いの心は余計に燃えた。
 「一度決めたら、突っ走っちゃいます」と加藤。遅れを取り戻すため、入団後は午前5時30分から公園で個人練習。リフティングは、小学6年で2000回まで伸びた。中学チームに進むと、週2日の休みには男子に混じって「名東クラブ」でボールを蹴り、サッカー漬けの生活を送った。
 星槎国際高湘南(神奈川)では1年時に年代別代表に選ばれ、3年時には全国制覇を達成。卒業後は「お世話になった名古屋に恩返しをしたい」という思いから、ラブリッジ入団を決めた。1年目の昨季は主にサイドMFとしてリーグ3位タイの7得点を挙げた。
 武器とする縦方向への突破力にゴールへの積極性を加え、2年目の目標はリーグ優勝&得点王。磯村健新監督も「動きながらのプレーがきちっとできる。まだまだ伸びる」と期待をする。
 22歳で迎える23年女子W杯でのなでしこジャパン入りは、追いかける夢の一つだ。「11年のW杯優勝はすごく覚えているし、出てみたい」。サッカーを始めた時のピュアな気持ちを胸に、階段を駆け上がる。
 ▼加藤もも(かとう・もも) 2001(平成13)年1月28日生まれ、愛知県東郷町出身の19歳。158センチ、51キロ。右利き。ポジションはMF。小学5年時に名古屋FCレディースでサッカーを始める。星槎国際高湘南3年時には、全日本高校女子選手権優勝。U―20日本女子代表。中京大在学中。

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