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人類と新型コロナの攻防に中村俊輔が思うこと 開催延期で長引く”準備期間”…それでも「自分のレベルを落とさない」

2020年4月3日 18時07分

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昨年7月、満員のサポーターが席を埋める味の素スタジアム

昨年7月、満員のサポーターが席を埋める味の素スタジアム

「練習は仕事、試合は集金」

 これは競輪でトップを極めた中野浩一さん(64)の言葉である。試合までの準備、トレーニングで勝敗は決しているという、プロ競技の核心を言い当てているように思う。
「タイムアップの笛は、次の試合へのキックオフの笛である」。日本サッカーの父、デットマール・クラマーさんの名言である。中野さん、クラマーさんに共通しているのは、毎日の練習や試合への準備の重要性にほかならない。だけど、いまはちょっと違う。
 不気味な新型コロナウイルスの影響で、プロ野球もJリーグも開催延期を余儀なくされ、今回に限っては、次の試合への準備期間があまりに長い。

 選手にもコロナ感染が広がり、先は見通せない。当たり前だった試合がない日々。想像を超える状況にあって、選手は何を思い、何を考えるのか。

 「自分のレベルを落とさない。通常とは違う戦いにも対応して、良いプレーをするのがプロだと思うから」。そう言ったのは、横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(41)。心が折れそうになったり、辛苦がのし掛かったりしたときこそ、練習で培ってきた技術とメンタリティーが中村自身を支え、引き上げてくれた経験があるからだろう。

 人々がコロナと闘う一方で、自分自身とどう向き合い、練習場で鍛錬に励み、準備するか。プロの技が解き放たれる瞬間を、いまは待つしかない。(松岡祐司)

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