プレミアは来季も無観客そして中立地開催か…ワクチン開発まで通常開催は不可能とクラブ側が見通し
2020年5月4日 12時52分
サッカーのイングランド・プレミアリーグが来季すべての試合を無観客で、本拠地ではない中立地で開催することを検討していることが3日、分かった。同リーグの英国内の放映権を持ち、制作も担当する英スカイスポーツが報じた。各クラブは新型コロナウイルスのワクチンが開発されるまで、通常開催は不可能と考えているという。現在、世界中で同ワクチンの開発を急いでいるが、量産され、一般市民が接種できるのは、早くて来年半ば、と専門家の多くがみている。
同リーグは今季の残り92試合もそれぞれの本拠地では行わず、他クラブのスタジアムで開催することを準備している。本拠地で行うと、ファンらがスタジアム周辺に集まるためで、この92試合をテストとし、来季の運営方法を決める。また来季は全20のスタジアムを中立地として使用することも検討しているという。
全試合の無観客開催で入場料収入はなくなるが、各クラブとも収入の3~7割を占める放映権収入は維持できる。それでも各クラブの収入は半減するため、今夏の移籍市場は最低限の動きに留まり、特に高額な選手の獲得は極端に減るとみられている。
「プロジェクト・リスタート」と名付けられた再開計画は、8日に各クラブの代表者らがビデオ会議で行い、さらに詳細を決める。この動きは現実的で、また迅速なため、各国リーグだけでなく、世界のスポーツ界が注目している。
関連キーワード
おすすめ情報
-
横浜M「10人でもやれる自信がある」2戦連続”数的不利”でも攻撃貫徹【J1】
2022年5月25日
-
4発大勝の湘南 J1初ゴールの池田「今のフロンターレは絶対王者ではない」【J1】
2022年5月25日
-
川崎、12分間で4失点…ショッキングな敗戦で再び首位陥落 鬼木監督「自分の責任」【J1】
2022年5月25日