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「若い力」資料求む 演技の変遷 研究へ

2021年8月14日 05時00分 (8月14日 10時59分更新)
市民から提供された、約50年前に披露された若い力の演技の写真=金沢市スポーツ事業団提供

市民から提供された、約50年前に披露された若い力の演技の写真=金沢市スポーツ事業団提供

  • 市民から提供された、約50年前に披露された若い力の演技の写真=金沢市スポーツ事業団提供
  • 「若い力」の演技体験会で金沢市スポーツ事業団職員(黄緑のシャツの男性)の動きに合わせ、演技をする参加者=金沢市弥生で

金沢市スポーツ事業団「宝として受け継ぎたい」

 金沢市の集団演技「若い力」に関する写真や映像などの資料を、公益財団法人「金沢市スポーツ事業団」が集めている。七十年以上の歴史の中で変遷してきた演技を研究し、市が認定する「市スポーツ遺産」を目指す。担当者は「市民の宝として、この先も受け継がれるようにしたい」と話している。(鈴木里奈)
 若い力は、一九四七(昭和二十二)年の石川国体で初めて披露され、その後七十年以上受け継がれる市独自の集団演技。現在は市立小学校六年生が毎年集まる連合体育大会で披露されている。
 新型コロナウイルス感染症が広がり始めた昨年、スポーツ施設の利用が制限され、市民が運動できる場が減った。事業団は、自宅にいながら気軽にできる運動として、市民なら誰もが知る「若い力」の動画を配信した。
 調べていくうちに、演技の動きが時代により少しずつ違っていることが分かった。
 学校では、今の子どもたちが動きやすい演技を取り入れている。国体があった当時の新聞に掲載された写真にはこれまで知られていなかった動きが捉えられていた他、NHKが公開した過去の国体の映像でも、今と異なっていた。男子児童しか習わない時期もあったという。
 事業団は、演技の変遷を研究するため、それぞれの時代での動きがわかる写真、映像、プログラムなどを募集する。
 若い力に関する資料が集まった場合、事業団のホームページで公開する。市ゆかりの選手が使っていたユニホームやボールなどを市が認定する「市スポーツ遺産」も目指す。
 担当の中村正生係長(49)は「誰もが知る若い力の歴史的価値を認識してもらい、これからも続いてほしい」と期待する。資料提供は市スポーツ事業団=電076(247)9018=へ。

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