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新居宿や関所など歴史知って 湖西の史料館で企画展

2021年8月14日 05時00分 (8月14日 05時03分更新)
宿場の旅人帳など江戸時代の書類や旅道具が集まった会場=湖西市新居町で

宿場の旅人帳など江戸時代の書類や旅道具が集まった会場=湖西市新居町で

  • 宿場の旅人帳など江戸時代の書類や旅道具が集まった会場=湖西市新居町で
  • 筒状にした鏡にゆがんだ浮世絵を映し出す「さや絵」=湖西市新居町で
  • すげがさや手甲を身に着ける体験も楽しめる=湖西市新居町で
 江戸時代の宿場や街道、関所について解説する夏休みに合わせた企画展「江戸時代の交通と旅」が、湖西市新居町の新居関所史料館で開かれている。同館所蔵の古文書や旅道具など約七十点を展示したほか、江戸時代の文化を味わえる子ども向け体験も充実させた。十月三日まで。 (鈴木太郎)
 企画展では、関ケ原の戦いに勝利した徳川家康が、江戸を守るために新居関所を設置した経緯から説明。東海道をはじめとする五街道や江戸時代の旅事情、新居関所と宿場町の記録が分かる展示となっている。
 江戸後期の観光用の絵地図や旅の案内書をまとめたコーナーでは、旅の疲れをほぐす足のつぼの場所を記した絵が目を引く。建物が現存する新居宿内の旅籠(はたご)「紀伊国屋」の一七一〇(宝永七)年の旅人帳、関所を通過する際に必要だった鉄砲や女性の通行手形も展示している。
 男装する女性がいないか、衣服を脱がせて確かめるための建物「女改之長屋(おんなあらためのながや)」では、企画展と同時開催で三つの子ども向け企画を用意した。一八〇〇年頃に武士階級で流行した「さや絵」の体験コーナーでは、ゆがませて描かれた浮世絵のコピーと、刀のさやをかたどった円筒状の鏡を用意。筒を絵のどこかに置いて、ゆがみのない絵を湾曲した鏡面に映し出して遊べる。
 浮世絵のジグソーパズルや、「新居宿史跡案内人の会」のメンバーに手紙で歴史に関する質問を届ける企画もある。関所の建物の前には駕籠(かご)や旅人が身に着けた衣服を用意。すげがさ、合羽(かっぱ)、手甲(てっこう)を無料で着用し、記念撮影も楽しめる。
 企画を担当する市職員、石川浩久さん(61)は「この場所がどんな成り立ちだったのか、広く知ってもらえるような内容にした」とPRしている。大人四百円、小中学生百五十円。月曜休館(八月は無休)。

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